テレビ質問状:ノンフィクションW「愚安亭遊佐 ひとり芝居を生きる」 東北での交流を追う

ノンフィクションW「愚安亭遊佐 ひとり芝居を生きる」の一場面
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ノンフィクションW「愚安亭遊佐 ひとり芝居を生きる」の一場面

 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。3月7日に放送される「愚安亭遊佐 ひとり芝居を生きる」を担当したWOWOW制作部の片桐大輔チーフプロデューサーに、番組の魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力は?

 30年以上にわたり、故郷・青森県下北半島を舞台にしたひとり芝居を演じてきた愚安亭遊佐さん。番組では実の兄をモデルにした新作「鬼よ」に取り組んでいる愚安亭遊佐さんの姿や、北の地で素朴に生きる人々をリアルに演じ、公演の主催者や観客たちと交流を重ねる彼の姿に密着しています。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 3月のWOWOWでは、「エンターテインメントにできること。」をテーマに、エンターテインメントの力で、皆様に少しでも“明るい気持ち”“前向きな気持ち”になってもらえるような特集を組ませていただいております。その特集のうち、ドキュメンタリー企画の1本として取り上げることになりました。

 −−制作中、一番に心がけたことは?

 東北で生きる方々の息遣いを自然に伝えること。

 −−番組の見どころを教えてください。

 被災地の岩手県釜石市にお住まいになっている愚案亭さんの古い知人から手紙が彼の公演会場に届き、それを機に釜石を訪れ、その知人と再会を果たします。そこで震災でつらい思いをされながらも、一つの希望を熱く語っているその方と愚案亭との心の交流が見どころの一つとなっています。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 30年以上にわたり、ひとり芝居を演じてきた愚安亭遊佐さんが伝える東北の実際に起こった出来事と今日本全体が置かれている状況とが重なってきています。

 改めて日本の未来のことなどさまざまなことを考える機会になれば幸いです。

  WOWOW 制作部 チーフプロデューサー 片桐大輔

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