10日に発表された8、9日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、「ドラえもん」の劇場版アニメ最新作「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 −ペコと5人の探検隊−」が、初登場首位を獲得。全国361スクリーンで公開され、約53万1000人を動員し、興行収入は約6億円と好発進した。アイドルグループ「Sexy Zone」の中島健人さん主演映画「銀の匙 Silver Spoon」は初登場4位。全国285スクリーンで公開され、約9万9000人を動員し、興行収入は約1億2100万円だった。
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俳優の岡田将生さんと濱田岳さんのダブル主演映画「偉大なる、しゅららぼん」は、7位に初登場。全国202スクリーンで公開され、動員約4万3900人、興行収入約5800万円だった。そのほか新作は、第86回アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞を受賞した「それでも夜は明ける」が、10位に初登場。全国43スクリーンで公開され、動員約3万2400人、興行収入約4054万円だった。
「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境」は、藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品で、1982年に公開された「ドラえもん のび太の大魔境」を最新のコンピューターグラフィックス(CG)を駆使してリメーク。未知の秘境・バウワンコ王国を舞台に、のび太たちが仲間との絆や勇気ある戦いなど大冒険を繰り広げている。「銀の匙 Silver Spoon」は、大ヒットマンガ「鋼の錬金術師」などで知られる荒川弘さんが2011年4月から週刊少年サンデー(小学館)で連載中のマンガが原作。北海道の農業高校を舞台に、酪農を通して、若者たちの成長を描く青春物語。
「偉大なる、しゅららぼん」は、「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」などで知られる万城目学さんの人気小説が原作。琵琶湖畔の街・石走(いわばしり)に代々暮らし、“不思議な力”を伝承してきた一族「日出家」の未来を担う跡取りたちの出会いが、大騒動を巻き起こしていく……という物語。「それでも夜は明ける」は、自由の権利を得ていた黒人音楽家ソロモン・ノーサップが、1841年から12年間、奴隷として送った人生の回想録を映画化した。
1位 映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 −ペコと5人の探検隊−
2位 ホビット 竜に奪われた王国
3位 土竜の唄 潜入捜査官 REIJI
4位 銀の匙 Silver Spoon
5位 魔女の宅急便
6位 永遠の0
7位 偉大なる、しゅららぼん
8位 劇場版 仮面ティーチャー
9位 劇場版 TIGER & BUNNY −The Rising−
10位 それでも夜は明ける
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