笑っていいとも!:32年の歴史に幕 締めは「明日も見てくれるかな?」

「笑っていいとも!」司会のタモリさん
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「笑っていいとも!」司会のタモリさん

 昼のバラエティー番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系)が31日、最終回となる8054回の通常放送を終え、32年の歴史に幕を下ろした。これまで司会を務めてきたタモリさんは、出演者から「終わっちゃいますね。最後になんて言うんですか?」と聞かれると、「なんも考えてなかった。32年間ありがとうございました。お世話になりました。夜(の特番)もありますのでそのときよろしくお願いします」とあいさつ。「よく毎日来ました」とスタジオを見回してしみじみと振り返りながらも最後は「明日も見てくれるかな?」とお約束のせりふで締めていた。

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 番組の最後には、放送回数8054回がギネス世界記録に認定されることから、認定式が行われ、「生放送バラエティー番組単独司会最多記録」の更新とともにタモリさんと番組に認定状が贈られた。初回からのスタッフも集結したことから、タモリさんは「ありがとうございました」と頭を下げ感謝していた。

 この日の番組冒頭では、牧師姿で登場したタモリさんが、「最終回です。朝から涙がすごい出まして……花粉が多いなって」とちゃめっ気たっぷりに、「8054回です。今日で終わりです。一番の思い出はなんといっても青汁です。まずいです。飲んだあとにお笑いやりたくないです。ツッコミやりたくないです。人がぼけると頭にきます」と振り返っていた。オープニングでは「ウキウキWATCHING」を熱唱し、「夜があるのでこれが最後という気がしない」と番組終了の実感はまだない様子だった。月曜のレギュラーメンバーのアイドルグループ「HKT48」の指原莉乃さんは、オープニングから早くも涙を見せていた。

 番組の最後のコーナーは「曜日対抗いいともCUP」と題し、それぞれの曜日の代表メンバーとして、「SMAP」の中居正広さん、「爆笑問題」の太田光さん、笑福亭鶴瓶さん、関根勤さんが登場。メンバーが風船をふくらますゲームに挑戦すると、「タモリさん」「32年間本当に」「お疲れ様でした」「そしてありがとう」と直筆で書かれたメッセージが登場し、タモリさんをねぎらう形となった。この日の放送では、最終回となる「テレフォンショッキング」のコーナーにお笑いタレントのビートたけしさんが登場した。

 同日午後8時からは、32年間の感謝を込めた“超特大号”となる特別番組「笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号」を約3時間にわたって生放送。タモリさんの“永遠の憧れの人”といわれる女優の吉永小百合さんが「いいとも」初出演するほか、明石家さんまさん、ダウンタウン、爆笑問題、とんねるずら新旧レギュラーも集結する予定。

 「笑っていいとも!」は1982年10月に放送開始。2002年4月の5000回目の達成記念に単独司会者による生放送の長寿記録として、03年版のギネスブック世界記録に認定されている。4月1日からは生活情報バラエティー番組「バイキング」が放送され、曜日ごとに俳優の坂上忍さんや「EXILE」のTAKAHIROさんなどがMCを担当する。

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