「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のために制作された高さ8メートルの実物大98式イングラムが13日、JR・京王井の頭線吉祥寺駅(東京都武蔵野市)の南北自由通路完成記念パレードに登場。実物大イングラムのデッキアップ(寝ている状態からの立ち上げ)が一般に初公開され、主人公の泉野明を演じる真野恵里菜さんも登場し、劇中の衣装で敬礼して会場を盛り上げた。
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この日のイベントは、JR中央線と京王井の頭線の吉祥寺駅を結ぶ幅16メートルの歩行者専用通路「南北自由通路」完成を記念したパレードで、真野さんや「パトレイバー」などのキャラクターにふんしたコスプレーヤーのほか、井の頭自然文化園にいる日本最高齢のゾウ・はな子の等身大模型、地元の学校の音楽隊やダンス部隊などが参加し、吉祥寺の街を約1時間にわたって練り歩いた。オープニングセレモニーで真野さんは「吉祥寺にはプライベートでは来たことがないので、ランチやお買いものをしてみたい。住みたい街ナンバーワンの空気を感じることができるといいな」と語っていた。
「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に週刊少年サンデー(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。今回の新作は、押井守さんが総監督、脚本を担当し、真野さんや福士誠治さん、太田莉菜さん、筧利夫さんらが出演。5日から全7章のシリーズがイベント上映されており、長編が2015年のゴールデンウイークに劇場公開される予定。
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