芦田愛菜:実力派子役もアドリブの応酬に困惑

「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」試写会に登場した芦田愛菜ちゃん
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「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」試写会に登場した芦田愛菜ちゃん

 人気子役の芦田愛菜ちゃんが1日、東京都内で開催された単独初主演映画「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」(行定勲監督、21日公開)の試写会に登場。関西弁で毒づくヒロインを演じた愛菜ちゃんの演技について、行定監督は「演技を考えているので、まずやりたいことをやってもらう。自分から演技が発せられるからすごいなと思ったし、探求心がある」と絶賛したが、一方の愛菜ちゃんは「円卓のシーンで(家族の)アドリブがすごくて……」と、意外な演技の苦労を語って、観客を驚かせた。

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 映画は西加奈子さんの同名小説が原作。大阪を舞台に、愛菜ちゃん演じる小学3年生の“こっこ”が、半径数キロメートルの“世界”の中で考え、悩み、成長をしていく姿を面白おかしく描く。試写会には、応募総数約1万6000人から当選した約160人の観客が集まり、愛菜ちゃんと行定監督のほか、三つ子の姉の役を1人で演じた青山美郷さんも登場した。

 苦労したという円卓のシーンについて、愛菜ちゃんは「せりふじゃないせりふがどんどん出てきて、本当にどうしようと思った」と、現場での困惑を明かした。「(リハーサルで)『ニンジンもらってきて』っていうせりふが、本番でじゃがいもに変わってて、『え~!ニンジンで考えてたのに』って思った。ドキドキしたんですけれど楽しかったです」と話すと、行定監督も「(家族を演じる役者たちに)ベッタベタな関西の家庭を作ってほしいと言ったら、せりふのすき間にアドリブが入ってくるんですよ」とうなずいて、愛菜ちゃんの苦労をねぎらっていた。

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