ホンダジェット:注目の小型ジェット開発の裏側に迫る TBS「夢の扉+」3日放送へ

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 ホンダが開発に成功した小型ジェット機「ホンダジェット」が注目を集める中、3日放送のドキュメンタリー番組「夢の扉+」(TBS系)では、開発者のホンダ・エアクラフト・カンパニーの藤野道格(みちまさ)CEO(53)を取材し、同機開発の裏側やテークオフ(離陸)の様子などを紹介する。藤野さんは番組で「今までにない飛行機だから価値がある」と開発に懸けた思いも語るという。

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 藤野さんは「日本人の手で飛行機を造りたい」と28年前に渡米し、同社の社長を務めながら民間ジェット機「ホンダジェット」を開発、ホンダ創業者・本田宗一郎さんが描いた“空への夢”を実現させた。さらに、航空機設計者にとって最も栄誉ある「エアクラフト・デザイン・アワード」を日本人で初めて受賞するなど、世界の航空業界から注目を浴びている。

 番組では同機がある有名ブランドの靴をヒントにデザインされたことや、当時の航空技術では非常識とされた翼にエンジンを搭載するという奇抜な配置が、空気抵抗を軽減し、既存のビジネスジェット機に比べ燃費性能や速度を向上させたことなども紹介する。番組の黒岩亜純プロデューサーは「(藤野さんは)穏やかで冷静だが、熱い人。機体のボルトの一つ一つにまでこだわる藤野さんの姿勢や、開発した飛行機が大空に飛び立つ瞬間が見どころです」とアピールしている。

 「夢の扉+」は、熱い志と深いビジョンを持って社会を切り開く日本人たちを紹介するヒューマンドキュメンタリー番組で、俳優の中井貴一さん、坂口憲二さん、向井理さんの3人が、交代でナレーターを務めている。毎週日曜午後6時半に放送。

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