お笑いトリオ「パンサー」の向井慧さんが、20日放送のドキュメンタリー特別番組「仕事ハッケン伝・夏SP『パンサー　向井×東京駅　デパ地下』」（NHK総合）に出演し、大丸東京・地下食品売り場のマネジャーに挑戦する。向井さんは、同所で夏の行楽に向けた「弁当の企画開発」に挑むも苦悩し、「テレビで見せちゃいけない顔を見せてしまったけど、そこを楽しんでください」と話している。

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　2011～13年まで放送されていた「仕事！ハッケン伝」は「もし今と違う仕事についていたら、どんな人生を送っていたのだろう」をコンセプトに、タレントやお笑い芸人が、料理人や職人、飼育員といった職業に真剣に挑戦し、さまざまな苦労や葛藤と立ち向かう姿に密着した番組。向井さんは、以前に同番組に出演した先輩・お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんが、スタジオジブリで映画宣伝プロデューサーに挑戦した姿で刺激を受け、ツイッターで同番組に「自分も挑戦したい」という内容の“つぶやき”をした経緯から出演に至ったという。

　番組の河瀬プロデューサーは「（向井さんは）人に物事を頼むのが苦手で、『バランス』を気にする男だと聞いていました。“デパ地下”に飛び込んでも、人の顔色をうかがったり、気を使うタイプの向井さんが、いろいろな苦悩や壁を感じます。向井さんが終盤から自分を出していき、最後に見せた表情の意味をぜひ感じ取ってもらいたいです」と見どころを語っている。

　番組には、向井さんのほか、MCの中山秀征さん。お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦さん、アイドルグループ「AKB48」の峯岸みなみさんも出演する。放送は20日午後8時から。