おやじの背中:最終回主演は三谷作品常連俳優 市村正親降板で大抜てき

オムニバスドラマ「おやじの背中」の最終回の脚本を手がける三谷幸喜さん(左)と主演に抜てきされた小林隆さん=TBS提供
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オムニバスドラマ「おやじの背中」の最終回の脚本を手がける三谷幸喜さん(左)と主演に抜てきされた小林隆さん=TBS提供

 オムニバスドラマ「おやじの背中」(TBS系)の最終回に主演予定だった俳優の市村正親さんが病気療養のため降板したことを受け、代役を俳優の小林隆さんが務めることが29日、明らかになった。最終回の脚本を担当する三谷幸喜さん作品の常連でもある小林さんだが、突然の大抜てきに「いまだかつて経験したことがないほどの非常なるプレッシャーと非常なる緊張を感じております」と驚きつつ、「重圧を力に変えて命をかけて取り組みます」と抱負。三谷さんも「チャレンジングなTBSさんに感謝!」とコメントしている。

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 「おやじの背中」は、10人の異なる脚本家が父と息子・娘というテーマで手がけた物語を10組の名優により映像化するオムニバスドラマ。これまでに主人公として田村正和さんや役所広司さん、西田敏行さん、渡辺謙さんら豪華な俳優陣が登場している。最終回となる第10話は三谷さんが脚本を手がけ、主人公を市村さんが務める予定だったが、市村さんは早期の胃がんのため降板。代役に三谷さんが最も信頼する俳優の1人である小林さんが選ばれた。

 最終話「北別府さん、どうぞ」は、小林さん演じるがんの治療で病院に通う、売れない役者が主人公。離婚した妻との間にできた幼い息子に病院で突然出くわしたことから、見栄を張って自分の仕事を医者だと嘘をついてしまい、息子に尊敬されたい一心で別れた妻や主治医・ナースまで巻き込んで“ニセ医者劇場”を繰り広げる。TBSの「日曜劇場」枠で9月14日午後9時に放送。

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