元男子フィギュアスケート日本代表の高橋大輔さんが、8日放送のドキュメンタリー番組「バース・デイ」(TBS系)で、10月14日に行った引退会見後、初めてテレビの取材に応じ、現役時代の苦悩と引退の真相を語る。高橋さんは「やっぱりどこまで行っても真央には勝てない」と女子フィギュアとの人気格差に悩んだこと、「すぐに(勢力図が)変わるなと思った」という羽生結弦選手の出現と世代交代への思いも明かしている。
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番組は、今月1日に行われた高橋さんへの単独インタビューを基に構成した。高橋さんへの取材は2時間半にも及び、人生を変えたという長光歌子コーチとの出会い、日本中の期待を背負って挑んだ五輪の重圧、男女の人気格差に悩んだ過去、羽生選手ら“若手の台頭”と危機感、そして引退の真相まで、20年間の選手生活を振り返った。
現役時代、度重なるケガとともに女子フィギュアとの人気格差に悩まされたという高橋さんは「悔しい」「(女子に)負けたくない」と当時の思いを表現。「やっぱりどこまで行っても真央には勝てないですからね、注目でいうと」などと胸中を明かす。
さらに、「やっぱり羽生君の存在が大きかった」と羽生選手ら“下の世代の台頭”に抱いた危機感にも言及。羽生選手が17歳で銅メダルを獲得した12年の世界選手権についても「シーズンに入る前からヤバイなコイツみたいなのはあった。もうすぐに(勢力図が)変わるなと思った」などと明かし、最後には引退に至った理由についても語っている。番組は8日午後5時から放送予定。
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