MD松尾のヒット解析:トップはポケモン、PSN続く バイオが予想以上のヒット

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「ポケットモンスター アルファサファイア」(3DS、ポケモン)、「ポケットモンスター オメガルビー」(同)のトップ2は安泰で変わらぬ売れ行きをキープしています。期待の新作「ファンタシースター ノヴァ」(Vita、セガ)も期待通りの販売。昨年2月に発売された「ファンタシースター オンライン2」(同)の倍以上を売り上げています。予想以上のヒットだったのが「バイオハザード HDリマスター」(PS3、カプコン)。実写映画版がテレビ放送されたことも手伝って、一部店舗では売り切れるほどでした。

 ◇今週の動き

 「大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU」(WiiU、任天堂)がダントツでしょう。3DS版がヒットしていますが、据え置き機で遊びたいというユーザーの需要も見込めます。任天堂のタイトルは年末商戦に強いこともあり、ハードのけん引も期待できそう。2位以下は「ポケットモンスター アルファサファイア」「ポケットモンスター オメガルビー」が残りそう。

 新作では「ダービースタリオンGOLD」(3DS、角川ゲームス)がよさそう。久々の新作で、テレビCMも積極的に投下されていることも手伝って予約も好調です。劇場版アニメが公開される「アイカツ!365日のアイドルデイズ」(同、バンダイナムコゲームス)、「ギルティギア イグザード サイン」(PS3・PS4、アークシステムワークス)あたりにも注目しています。

 ◇ランキングは次の通り。(11月24~30日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 ポケットモンスター アルファサファイア(3DS)

2位 ポケットモンスター オメガルビー(3DS)

3位 ファンタシースター ノヴァ(Vita)

4位 バイオハザード HDリマスター(PS3)

5位 新・世界樹の迷宮2(3DS)

6位 フェイト/ホロウアタラクシア(Vita)

7位 モンスターハンター4G(3DS)

8位 ドラゴンエイジ:インクイジション(PS4)

9位 ワールドサッカーウイニングイレブン2015(PS3)

10位 コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア(PS3)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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