12月1～6日に放送された朝のワイドショーで最も長時間取り上げられた芸能の話題は、俳優の菅原文太さんの訃報だったことが、テレビ番組のリサーチやマーケティングを行う調査会社「エム・データ」の調べで明らかになった。2位は、新語・流行語大賞が決定した話題。第3位は、女優の米倉涼子さんの話題だった。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　　調査は、期間中にNHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日で放送された午前10時半までのワイドショーとニュース番組で、芸能に関連する話題の放送時間を集計した。

　菅原さんが11月28日に東京都内の病院で、転移性肝がんによる肝不全で死去した。81歳だった。菅原さんは1958年に映画俳優としてデビューし、映画「仁義なき戦い」でトップスターへ。そのほか、代表作に映画「トラック野郎」、「まむしの兄弟」シリーズなど。放送時間は6時間40分57秒。

　第2位は、「2014年ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が発表された話題。お笑いコンビ「日本エレキテル連合」の「ダメよ～ダメダメ」と、「集団的自衛権」が年間大賞に選ばれた。そのほか「ありのままで」や「カープ女子」「壁ドン」「危険ドラッグ」「ごきげんよう」「マタハラ」「妖怪ウォッチ」「レジェンド」が受賞した。放送時間は1時間6秒。

　第3位は、米倉さんがさまざまな授賞式に出席した話題。米倉さんは「VOGUE　JAPAN　Women　of　Our　Time」で、輝きを増し続けて時代を彩った女性に贈られる「Women　of　Our　Time」に選ばれたほか、「第3回ベストビューティストアワード」の「女優部門」を受賞した。放送時間は40分23秒。

　エム・データは、東京、名古屋、大阪地区のテレビ局で放送された番組やCMを、専門スタッフが実際に見て、テレビ番組やCMをテキスト化・データベース化して「TVメタデータ」を構築している。

　4位以下は次の通り。（敬称略）

4位　安藤美姫・「ペアレンティングアワード」

5位　松坂桃李・映画「くるみ割り人形」初日舞台あいさつ

6位　中島啓江・訃報

7位　清水寺・「漢字が表する２０年の世相展」開催

8位　映画「STAR　WARS」・最新映像公開

9位　染谷将太・映画「寄生獣」初日舞台あいさつ

10位　綾瀬はるか・セイコー「LUKIA」