女優の米倉涼子さんが主演する連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が14日、千葉市内の病院でクランクアップを迎えた。クランクアップ後に取材に応じた米倉さんは「周りは視聴率のことも気にされていると思うんですが、私自身は全然関係ない感じで楽しくやらせていただいた。大門未知子を全国の愛されるキャラクターに作ってくださってありがとうございました」と目に涙をためながらあいさつ。米倉さん演じる未知子の師匠・神原晶を演じた岸部一徳さんも駆けつけ、2人で「イエーイ!」と満面の笑みで小躍りした。
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最後の撮影は、18日に放送される最終回のシーンで、未知子が病院内で偶然見かけた岸部さん演じる晶を探し回るというシーンが撮影された。米倉さんは「第3シリーズまでのドラマは初めてのことだったのでどうなることやらと思っていたんですが、違和感なくリラックスできて演じられました」と撮影を振り返り、この1週間はハードだったんですが、悔いは残っていない。今回やりきれていい形で終えることができてよかった」と晴れやかな表情を見せた。続編については「今は次にやろうという気にはならない」と話し、「今はとにかく眠い。打ち上げを楽しみにして、最終回は正座をしてドラマを見たい」と語った。
「ドクターX」は、天才的な腕を持ちながら組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩くクールで型破りな天才外科医・大門未知子を通して医療現場を描いた人気ドラマ。2012年にシーズン1、13年にシーズン2が放送され、高視聴率を記録した。
第3弾となる今シリーズは未知子が日本医学界の頂点に君臨する「国立高度医療センター」に派遣され、日本の東西を代表する「東帝大学病院」と「西京大学病院」の覇権争いに巻き込まれながら、“史上最大の戦い”を繰り広げる。今シーズンの視聴率は10週連続で20%の“大台超え”を達成し、11日に放送された第10話の平均視聴率は24.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と今期のドラマで最高を記録した。
最終回は、未知子が晶(岸部さん)のオペに挑む。しかし、すでに病状が悪化し、手術適応外の状態となっていた晶は、自らの寿命を悟り、愛すべき弟子に「失敗させたくない」という思いから、未知子による執刀を拒絶する。それでも未知子は自らの強い希望でメスを握り、オペに取りかかるが……という展開。最終回は90分のスペシャル版で、18日午後9時~10時24分に放送予定。
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