小林薫:「深夜食堂」メニューは「本当においしい」 撮影舞台裏を明かす

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 俳優の小林薫さんが13日、東京都内で行われた主演映画「深夜食堂」(松岡錠司監督)の完成披露イベントに登場した。深夜に営業する「めしや」のマスターを演じる小林さんは、ドラマシリーズも含めてこれまで作品に登場した料理について「高いお店に行って食べるようなものではないが、本当においしい」と絶賛。同作の料理は、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」や映画「かもめ食堂」などのフードスタイリストの飯島奈美さんが手がけており、「飯島さんの技だと思うが、本当においしいんですよ。本番も温かいものに差し替えてくれたり、そういう意味でも本当に心がこもっている」と舞台裏を語った。

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 イベントには、不破万作さん、綾田俊樹さん、光石研さん、安藤玉恵さん、須藤理彩さん、小林麻子さん、吉本菜穂子さん、山中崇さん、宇野祥平さん、金子清文さん、松岡監督も出席。小林薫さんは、映画の魅力を「ずばり、今日登場している(キャストが演じる「めしや」の)常連客のみなさん」といい、「常連客の姿を通して、マスターやお店が見えてくる。僕が何もやらなくても常連客のみなさんによって、店の雰囲気が作られていると思います」と見どころを語った。

 「深夜食堂」は、安倍夜郎さんの同名マンガが原作で、2009年にTBSでドラマ化され、11年に第2弾、14年に第3弾が放送。深夜0時から朝の7時までしか営業しない小さな食堂「めしや」を舞台に、ユーモラスで時に切ない人間模様が繰り広げられる。映画では「ナポリタン」「とろろご飯」「カレーライス」の三つの料理をテーマに、食堂の1年間の日々やこれまで明かされなかった小林さん演じるマスターの日常などが描かれる。31日公開。

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