内田伽羅：父・本木雅弘から労いの言葉　「頑張ったね」

　俳優の本木雅弘さんの長女で女優の内田伽羅（きゃら）さんが6日、東京都内で行われた映画「あん」（河瀬直美監督）の完成披露試写会に共演した祖母の樹木希林さんらと登場。今作で初めて樹木さんと本格的な共演を果たした内田さんは、父・本木さんから「すごく頑張ったね、って。自然にお芝居ができてとてもよかったと言われました」と労いの言葉を掛けられたことを明かした。続けて樹木さんが「でも一番頑張ったシーンがね、まるまるカットだったからね」と突っ込みを入れ、会場を沸かせる場面もあった。

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　河瀬監督は、初号（初めての試写）の際に本木さんも駆けつけたエピソードを披露。「一族でこの映画を見ていただいて。見終わったときにロビーで本木さんに『どうでしたか』と聞いたら、『伽羅に今しかない時を刻んでいただいてありがとうございました』と言われた」と明かした。イベントには内田さん、樹木さん、永瀬正敏さん、河瀬監督、原作者のドリアン助川さんが出席した。

　同映画は、ドリアン助川さんの小説が原作。犯罪歴がある千太郎が店主のどら焼き屋「どら春」で働くことになった元ハンセン病患者の徳江。徳江が作る粒あんが好評で繁盛していくが、ハンセン病患者と分かり、「どら春」を追いやられる……というストーリー。映画は5月30日公開。