桐谷美玲さんがキュートなバンパイア(吸血鬼)役で主演している映画「恋する・ヴァンパイア」(鈴木舞監督)が17日から公開される。世界一のパン職人を目指しながら普通の女の子として暮らすバンパイアが、好きになってはいけない相手、人間との恋に悩むラブストーリーをカラフルな映像で描いている。A.B.C−Zの戸塚祥太さんが相手役として映画初出演を果たした。
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キイラ(桐谷さん)は普通の女の子だが、実はバンパイア。大きな屋敷で両親の愛情を受けながら大切に育てられたが、12歳のときに両親を亡くし、母親の妹夫婦(田辺誠一さん、大塚寧々さん)に引き取られた。夫婦が営むパン屋で働くキイラのもとに、ある日、幼なじみで初恋の相手である哲(戸塚さん)が偶然訪れる。哲はギターと歌が大好きな少年だったのだが、今や怪しい商品の営業マン。再会を喜ぶキイラは、偶然出会った女の子(モン・ガンルーさん)に応援されながら、次第に2人の時間を持ち始める。しかし、思いが募るほど苦しくなってきて……という展開。
タイトルから想像できるように、カラフルでキュートなガールズムービーだ。バンパイアと人間の古典的なラブストーリーに、個性的なアイデアがいっぱい詰め込まれている。「アンチアンチエイジング」という薬を飲んで、バンパイアが人間のように年を取る努力をしていたり、可愛らしいパンダ形のパンと音楽という取り合わせも楽しい。パン屋を切り盛りしているのは、本当の夫婦である田辺さんと大塚さんで、この2人、なんだかほのぼのしている。バンパイアであるおばが人間と恋愛結婚した設定で、キイラが恋や結婚に憧れるのもよく分かる。夢を追いかけ、恋に悩む等身大の女の子を演じる桐谷さんがキュートで、相手役の戸塚さんも素朴で明るい雰囲気と歌声がいい。原作・脚本も兼ねた鈴木舞監督は、北京の中央戯劇学院で演劇を学び、今作で監督デビューを果たした。ガンルーさん、イーキン・チェンさん、チェ・ジニョクさんと、アジアから俳優が集まった。音楽はPerfumeなどのプロデューサーとして知られる中田ヤスタカさんが担当した。TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで17日から公開。(キョーコ/フリーライター)
<プロフィル>
キョーコ=出版社・新聞社勤務後、映画紹介や人物インタビューを中心にライターとして活動中。趣味は散歩と街猫をなでること。今作の主題歌「コロニー」(歌・三戸なつめさん)が頭にこびりつきました。
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