阿部サダヲ:「もう学ランは無理」 NHKドラマで小林一三に

「『経世済民の男』小林一三 ~夢とそろばん~」の収録を行った阿部サダヲさん=NHK提供
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「『経世済民の男』小林一三 ~夢とそろばん~」の収録を行った阿部サダヲさん=NHK提供

 俳優の阿部サダヲさんがこのほど、阪急電鉄正雀工場(大阪府摂津市)で、ドラマ「『経世済民(けいせいさいみん)の男』小林一三 ~夢とそろばん~」(NHK総合)の収録を行った。阪急電鉄や宝塚歌劇団など阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者の小林一三を演じる阿部さんはこの日、阪急電鉄の前身・箕面有馬電気軌道の開業日のシーンを撮影し、「スケールの大きいドラマだな……と思いました。『出発進行!』と合図を出した後、電車が動くのかと思いましたが、動かなかったですね……。後で動かすんでしょうが、ちょっとそれは見たかったですね……」と話した。また、衣装について「制服がちょっと学生服に見えるので、もう学ランは無理かなーと感じました」と語った。

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 ドラマは、日本を代表する経済人をテーマとしたドラマ「経世済民の男」シリーズの作品。「小林一三 ~夢とそろばん~」は、小説家志望で落ちこぼれの銀行員だった小林が、事業の面白さに目覚め、独創的な手段で弱小電鉄を大企業に成長させる姿を描く。銀行員時代の小林の上司・岩下清周を奥田瑛二さん、早くに親を亡くした小林に“家庭”を教えた女性・丹羽(小林コウ)を瀧本美織さんが演じる。

 阿部さんはドラマについて「関西の方には、電車やデパート、宝塚劇場もそうですし、みなさんが身近に接していらっしゃるので、なるべく身近なお芝居、見やすいようなお芝居を心がけましたので、笑いもありますし、出来上がりは見やすいと思います。ちょっとシュールなお笑いも入っていますので、ぜひ、ご覧いただきたいです」と話していた。
 ドラマは前後編で、9月5、12日に午後9時から放送。

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