FROGMAN:「天才バカヴォン」 最初は「エイリアン」とコラボ想定も「ノーと言われた」

映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」完成披露上映会に登場したFROGMAN監督
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映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」完成披露上映会に登場したFROGMAN監督

 故・赤塚不二夫さんの傑作ギャグマンガ「天才バカボン」の初の長編劇場版アニメ「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」(FROGMAN監督、23日公開)の完成披露上映会が14日、東京都内で行われ、FROGMAN監督や女優の瀧本美織さんら主要キャストが登場。FROGMAN監督は、今回「フランダースの犬」とのコラボ作になった理由について「赤塚先生っていうのは世間をあっと驚かせるような型破りなことを連発してきた方。だから赤塚先生だったらどういったことを考えたかってことを、考えて考えて考えて、それでたどり着いたんです」と明かし「最初はエイリアンとプレデターとかと、バカボン一家を戦わようと思って、実際打診したんですけど“ノー”と言われた」と語り、会場を驚かせた。

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 またこの日は、映画の主題歌に、横山剣さんが率いる「クレイジーケンバンド」の新曲「パパの子守歌」が採用されたことも発表され、横山さんも登場。横山さんは主題歌のオファーを「FROGMAN監督からじきじきにいただいた」といい「窮屈な世の中からこぼれ落ちるものをスルーしない監督の姿勢に共感を覚えまして。あとは台本を読ませていただいて、頭のなかでジューサーのようにかき混ぜてこんな出ましたって感じで完成した。いろいろな思いがこもっている」ともコメント。FROGMAN監督は「すっごくいい。聴いて衝撃を受けたし、最近口ずさんでばかりいる。こうやって口ずさめる名曲を作ってもらって感謝感激。この曲を聴いて作品が完成したなって思えた」と絶賛した。

 映画は、赤塚さんの生誕80周年記念作品。悪の秘密結社「インテリぺリ」は、気象から株価の変動まで世の中の全てを予測できる究極のコンピューター「オメガ」を起動させるため、バカボンのパパの本名を聞き出そうとするが大苦戦。そこでインテリぺリの総帥・ダンテは、非業の死を遂げ地獄へと向かったネロとパトラッシュをよみがえらせ、刺客としてバカボンのもとに送り込む……というストーリーが展開する。バカボンのパパの声はFROGMANさん自ら務め、瀧本さんはネロ役を担当している。

 上映会には、バカボン役の犬山イヌ子さん、ダンテ役の村井國夫さん、レレレのおじさん役のお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さんも登場した。

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