堤真一:人生最北到達地点でロケ 「生きる力もらった」

17日放送の「カムイの海に春が来た 堤真一、北の離島に乾杯」の場面カット=HBC提供
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17日放送の「カムイの海に春が来た 堤真一、北の離島に乾杯」の場面カット=HBC提供

 俳優の堤真一さんが、北海道の離島を訪れる紀行ドキュメンタリー「カムイの海に春が来た 堤真一、北の離島に乾杯」(HBC制作)が17日午後2時半からTBS系で放送される。礼文島や焼尻島、松前小島周辺を訪れ、地元の漁師や海女と交流し、最高級グルメにも出会った堤さんは「生きる力をもらいました」といい「北海道には映画のキャンペーンに訪れるぐらいで、これまであまり縁がありませんでしたが、今回の旅で一気に身近な場所になりました。礼文島のスコトン岬が、現時点での私の『最北到達地点』です」とロケを振り返った。

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 番組は、堤さんが“旅人”となり、礼文島にある住民がたった1人という集落で暮らす、“書の達人”でもある84歳の漁師や、北海道の松前町で、半世紀以上もコンブとりを続ける80歳の“日本最北の海女”のもとを訪れ、胸のうちを聞くという内容。また堤さんは、焼尻島の最高級グルメで、世界にも通用する食材とも言われるサフォーク種の羊肉のおいしさの秘密にも迫っている。

 堤さんは今回の旅で、84歳の漁師が書く武骨ながらも力強く躍動感に満ちた文字に魅せられといい、さらに酒を酌み交わしながら漁師が語った「最期までここにいたい」という言葉に、人生の意味をかみ締めたという。

 また“日本最北の海女”との出会いについては「すごすぎる技。私の母親と同年輩ですが、力強い言葉と姿が脳裏から離れません。年齢とは『年輪』なのだと実感しました」ともコメント。さらには「最北の海女がとる食用コンブは何ともいえないうまみとトロミ。ご飯にかけたり、アワビに絡めて酒のツマミにしたり、とにかくおいしい」と語ると、「離島だから育つという世界最高級のグルメもありました。こちらもぜひもう一度味わいたい。北海道の離島は食の宝庫でした」とも話している。

 「カムイの海に春が来た 堤真一、北の離島に乾杯」は、TBS系13局ネットで17日午後2時半~同3時24分に放送される。

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