アンデルセン童話を基に、2012年にロシアで製作された劇場版CGアニメ「雪の女王」の続編となる「雪の女王 新たなる旅立ち」(アレクセイ・ツィツィリン監督)が18日に公開される。アンデルセン童話「雪の女王」は何度も映像化されていて、大ヒットを記録した劇場版アニメ「アナと雪の女王」(14年)も同作が原案だ。今作では、妖精トロルのオルムを主人公に、少女ゲルダや弟カイといったキャラクターも登場し、トロル国のプリンセスを救うために冒険を繰り広げる。壮大なオリジナルストーリーに加え、日本語吹き替えではをオルム役を声優の山口勝平さんが務めるほか、山口立花子さん、大和田仁美さんら人気声優が顔をそろえ、物語を盛り上げている。
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雪の女王との戦いに勝ち、平和を取り戻した妖精トロルの国で、ある日、プリンセスの花むこ選びが始まる。オルムも立候補するが、聖なる湖で誓った“決してうそはつかない”という約束を破り、自分一人で雪の女王を倒したとうそをついてしまう。すると突然、北風の怪物が現れ、プリンセスを連れ去ってしまう。オルムはプリンセスを救うため、再び雪と氷の国を目指すが……というストーリー。
オリジナルストーリーで展開される物語は、仲間たちと旅をして困難に立ち向かうという王道路線ではあるが、ダイナミックなCG映像がファンタジー色を色濃く演出し、前のめりになりそうなほどスクリーンに引き込まれる。愛と友情、勇気や冒険といった要素が絶妙なバランスで配分され、サプライズや感動も得られる。思わずうそをついてしまう主人公のオルムの憎めないキャラクターも好印象。壮大なスケールで描かれた世界観は、世代を問わずハラハラドキドキを与えてくれ、夢中になって楽しめるはずだ。シネマート新宿(東京都新宿区)、シネマート心斎橋(大阪市中央区)で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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