モデルで女優の本田翼さんと山本美月さんが、湊かなえさんの人気小説を実写化した「少女」に主演することが5日、明らかになった。映画は「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を持つ女子高生の、本田さん演じる由紀と山本さん演じる由紀の親友・敦子の姿を描く。これまで明るいキャラクターを多く演じてきたという本田さんは「由紀のような役柄は正直少し不安だったのですが、『チャンスだ!』と思いました」と喜び、山本さんは「いろいろな感情を表現することに、すごくプレッシャーを感じていました」とコメントしている。
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累計発行部数100万部を超えるベストセラー「少女」(双葉文庫)が原作。物語は、「親友の死体を見たことがある」と自慢げに話す同級生に触発された女子高生の由紀と敦子。由紀は夏休みに小児病棟でボランティアをはじめ、敦子も老人ホームでボランティアを始める……というストーリー。監督は、映画「繕い裁つ人」(2015年)などの三島有紀子さんが務める。
すでに撮影は終了しており、撮影現場を訪れた湊さんは「『少女』を再読すると、本田さんと山本さん、2人の顔が浮かんでくるほどピッタリ!」と2人のことを絶賛したといい、本田さんは「撮影中は毎日、監督から“挑戦状”をもらっている感覚(笑い)」と話し、「監督のおっしゃっていることをうまくのみ込めない時は、とても苦しくて『どうしたら監督と同じ方向を向けるんだろう』と悩ましく思っていました」と苦労を語っている。
また本田さんは、共演した山本さんについて「4度目の共演。元からサバサバしている性格だということは知っていましたが、今回一緒に演じてみて、すごく研究熱心で本当に人をよく見ているなと思いました」と話す。一方、山本さんは「ここまでしっかりと一緒に演じるのは初めてでした」といい、「現場ではいろいろな話をしたり、待ち時間にゲームをしたりして楽しく過ごせました」と振り返っている。映画「少女」は2016年秋公開予定。
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