スタジオジブリ:最新作は“新電力”CM タイアッププランも発表

CM発表会で丸紅新電力の福田知史社長(左)と握手するスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー
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CM発表会で丸紅新電力の福田知史社長(左)と握手するスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー

 スタジオジブリが、丸紅子会社の丸紅新電力が4月から提供する家庭・小規模事業者向けの低圧電力小売りサービスのCMを手掛けたことが15日、明らかになった。同CMはスタジオジブリによる最新作として制作され、この日、東京都内で行われた発表会で初披露された。また、スタジオジブリとタイアップした特別料金プランも発表された。

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 新CMは鳥獣戯画をモチーフにしたアニメーションで、雨の中でウサギやカエルなどの生き物が登場。音楽は辻井伸行さんが担当している。この日の発表会に出席したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「いつの日か鳥獣戯画を動かしてみたいというのがあった」といい、「こういう機会を与えてくれた丸紅さんに感謝」と語った。

 丸紅新電力の福田知史社長はCMについて、「見るたびにいろんな発見がある。この30秒のストーリーの中で、毎回毎回見るごとに違った印象がある。非常にすばらしい作品」と絶賛した。今後、続編のCMも放送するという。

 スタジオジブリとタイアップした特別料金プラン「プランG」の詳細も発表された。電気料金の一部を森と緑の保全活動に充当するというプランで、具体的には、「となりのトトロ」で参考にした埼玉県と東京都にまたがる狭山丘陵の自然と里山を保全するために「トトロのふるさと基金」が行っている「トトロの森のナショナルトラスト活動」を支援するという。そのほか、加入者にスタジオジブリ監修のオリジナル一輪挿しをプレゼントするなどの特典も用意する。

 福田社長は「プランGを買うのではなく、(プランGに)参加してもらって、日本の今後目指すべきエネルギーについて考えていただければ」とアピールした。

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