歌手の宇多田ヒカルさんが担当することが決まっていた日本テレビ系のニュース番組「NEWS　ZERO」の新しいテーマ曲の曲名が「真夏の通り雨」に決まったことが4日、明らかになった。宇多田さんは同日からアーティスト活動を再始動する。

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　今年レコーディングが行われたという「真夏の通り雨」は、「第57回グラミー賞」で最多4冠に輝き、「第88回アカデミー賞」で最優秀歌曲賞を受賞した英国出身の男性シンガー・ソングライターのサム・スミスさんを手がけたスティーブン・フィッツモーリスさんがミックスエンジニアを担当している。

　番組の佐藤圭一チーフプロデューサーは「この曲のデモを聴いた時、鳥肌が立ちました」といい「（番組は）すてきな話ばかりではなく、誰か大切な人を失ってしまう事件や事故も毎日のように起きます。それでも明日を前向きに生きていく、少しでもよい社会を作っていく。宇多田さんの曲を聴きながらZEROを見終える人が、そんな気持ちで一日を終えてくれたら」とコメント。また、制作担当者は「ピアノと歌だけで静かに幕を開けるこの曲は、丁寧につむがれた歌詞に導かれながら、いつしか映画を見ているかのように引き込まれていきます」と話している。

　なお、宇多田さんが書き下ろしたNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」も、同日のドラマ初回放送で初披露される。
　
　「NEWS ZERO」は毎週月～木曜午後11時、金曜午後11時半から放送。フィギュアスケーターの高橋大輔さんが14日から、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが28日から、月に1回のペースで出演することも発表されている。