歌手で女優の原田知世さんが、邦楽のラブソングをカバーしたアルバム「恋愛小説 2~若葉のころ」(ユニバーサルミュージック)を11日に発売した。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
今作は、2015年3月にリリースした洋楽のラブソングカバー集「恋愛小説」に続くシリーズの第2弾で、「原田知世の少女時代」をテーマに、故郷・長崎で姉と一緒にテレビの歌番組を見ながら歌っていた思い出の曲、映画「時をかける少女」でデビューした頃のヒットソングなど、74~83年の楽曲をセレクト。竹内まりやさんの「September」、松田聖子さんの「秘密の花園」「SWEET MEMORIES」、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」といったナンバーが、落ち着いた楽器の音色と美しいアンサンブルによって装いを新たに生まれ変わった。また、荒井(松任谷)由実さんの「やさしさに包まれたなら」や山口百恵さんの「夢先案内人」はジャズテイストのアレンジで楽しめる。さらに、キュートな表情をのぞかせるキャンディーズの「年下の男の子」、どこかひんやりとしたクールさを醸す久保田早紀さんの「異邦人」や大貫妙子さんの「夏に恋する女たち」など、全編を通して、飾り気のない楚々とした少女像をイメージさせる楽曲が並んでいる。
アルバム「恋愛小説 2~若葉のころ」は全10曲入りで、初回限定盤は3600円(税抜き)、通常盤は3000円(税抜き)。初回限定盤には、15年の主演ドラマ「三つの月」(TBS系)の劇中で歌った、小沢健二さんの「いちょう並木のセレナーデ」のカバーをボーナストラックとして収録し、「September」と前作「恋愛小説」収録曲「夢の人」のミュージックビデオを収めたDVDが付属している。(水白京/フリーライター)