橋本愛:熊本の復興支援に「お手伝いできた」 「うつくしいひと」チャリティー上映で

国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」のクロージングセレモニーに登場した橋本愛さん
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国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」のクロージングセレモニーに登場した橋本愛さん

 女優の橋本愛さんが26日、東京都内で行われた国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」のクロージングセレモニーに登場。同映画祭で橋本さん主演の短編映画「うつくしいひと」(行定勲監督)が「第5回観光映像大賞(観光庁長官賞)」を受賞。映画は、熊本県を舞台にしていて、4月に起きた「熊本地震」の前に撮影されていた。橋本さんは「映画に出演し、いろいろな方に見ていただいて、収益を渡せたなど、(熊本県に)物理的なお手伝いができた。光栄だと思います」と満面の笑みを見せた。

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 「うつくしいひと」は、熊本県出身の行定監督や俳優陣によって制作。約40分で、城下町の問屋街にある倉庫の2階「玉屋末吉探偵事務所」が舞台。いつも暇そうにしている玉屋末吉(高良健吾さん)の元へ謎の美女と小柄な男の2人の依頼人がやってくる。美女から耳打ちされたのはとある極秘事件で、末吉は目を光らせる……というストーリー。高良さん、米村亮太朗さん、女優の石田えりさん、政治学者で東京大学名誉教授の姜尚中さんに加え、熊本県のキャラクター「くまモン」も出演している。

 セレモニーには、橋本さんのほか、姜さん、高良さん、米村さん、くまモン、行定監督も出席。高良さんが「震災の前と後があったとしたら、震災前の熊本の映像を残せてよかったと思う。後があったとしたら、震災があったからこの映画を多くの人たちに見てもらえたんだと思います。だとしたら、この映画には大きな意味があったと思います」と話すと、観客から大きな拍手を浴びた。

 行定監督は「この映画を全国140カ所で見てもらえた。さまざまな映画館で、通常の上映スケジュールを割いてまで、この映画を上映してくれたところもありました。ほかにも自主上映、チャリティー上映をしてくれた」といい「映画の本質を間違えているのかもと感じさせてくれた。映画を見るという行為を、集客とは別に人が集まってくれるということを、改めて観客の方々に教えていただいた」とあいさつした。

 「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」は、アジア最大級の国際短編映画祭。18回目となる今年は世界100以上の国と地域から集まった約6000作品の中から、約200本を東京や横浜の会場で上映。クロージングセレモニーでは、「ミュージックShort部門」に、永田佳大監督の「人生のソリューション」、「ミュージックVideo部門」の優秀賞に歌手の石崎ひゅーいさんの「花瓶に花」(松居大悟監督)が選ばれたことも発表された。同映画祭の代表を務める俳優の別所哲也さん、アンバサダーを務めたタレントのLiLiCoさんも出席した。

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