脚本家の宮藤官九郎さんとマンガ家のみうらじゅんさんが20日、対談集「みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議」(集英社)の発売記念イベントを東京都内で開催。イベント前に取材に応じた宮藤さんは、同書が下ネタと男の本音満載のため「嫁に見せられない」と語り、「普段は本ができたら上げるんですが、これだけは……。向こうも置いてあっても、何かを感じて読まない」と笑いながら語った。
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「みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議」は、「週刊プレイボーイ」(集英社)の連載をまとめた書籍の第2弾。前作「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」の発売当時、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が放送中だったことから、宮藤さんは「関係者の献本リストに(主演の)能年(玲奈)さんも含まれていて。その1カ月後に能年さんから手紙で『いろいろいただいていますが、あの本だけは読んでません』って、わざわざ送られてきた。読まなくても悪書だって分かるんでしょうね」と苦笑いで明かした。
最新刊では、「男と女の友情は成立するのか」「胸とお尻のちら見は何秒まで許されるのか」など約30のテーマについて議論。直接的な“エロ”の話も多いというが、みうらさんは「人類誕生の話。そこから掘り下げるのが一番分かりやすい」といい、「そこで躊躇(ちゅうちょ)するようでは本当の話ができない」と持論。一方で、「かなり身を切っている。こんなこと正直にしゃべって、いいこと1個もないもんね。世界平和のためにやってるだけで、本当は周りから評判悪いよ、こんなこと思ってたんだって」と自嘲気味に語っていた。