俳優の松田翔太さんが28日、東京都内で行われた映画「オーバー・フェンス」(山下敦弘監督、9月17日公開)の舞台あいさつに登場。松田さんは主演のオダギリジョーさん、蒼井優さんについて、「2人が人見知りで全然しゃべってくれない。弁当も違うとこに(食べに)行っちゃうし……」とぼやきつつ、撮影現場を盛り上げるため、“一肌脱いだ”ことを告白した。
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松田さんは主人公・白岩(オダギリさん)と同じ職業訓練校に通う生徒・代島役で、白岩と蒼井さん演じるキャバクラのホステス・聡の出会いのきっかけを作る役どころ。撮影現場での2人の“人見知り”ぶりを見かね、「『ここは俺が行かないと』と勇気を振り絞って、オダギリさんの横に行って『弁当一緒に食いませんか』みたいな」と行動を起こしたことを明かし、「僕が突破するとぐっと盛り上がっていた。代島の役割は果たせたのかな」と満足げに語った。
舞台あいさつでは、オダギリさんと蒼井さんが映画のタイトルにちなんで“フェンスを越えたいこと”について聞かれる場面もあり、オダギリさんは「フェンスを感じてしまうと、乗り越えなければいけない、次のステップに入らなければいけない気がするので、あまり見ないようにしている」と自然体な回答。蒼井さんも「特にそんなに人生に目標を持っているわけではないタイプなので……。夜さえ越えられれば朝がくる、その朝を越えて夜を越えればまた朝がくる、(その結果)そのうち楽しくぽっくりいけるのかな、というぐらいの……」と肩肘張らない答えで会場を笑わせた。
映画は、小説家の佐藤泰志さんが、函館の職業訓練校での経験を基に執筆した同名小説が原作。函館を舞台に描いた小説を映画化した「海炭市叙景」(2010年・熊切和嘉監督)、「そこのみにて光輝く」(14年・呉美保監督)に続く“函館3部作”の最終章にあたる。
主人公・白岩は家庭をかえりみず、妻に見限られて、故郷の函館に戻り、職業訓練校に通いながら惰性の日々を送っていたが、ある日、生徒の代島に連れ出されたキャバクラで出会ったホステス・聡に次第に引かれ……というストーリー。舞台あいさつには松田さん、オダギリさん、蒼井さん、北村有起哉さん、満島真之介さん、松澤匠さん、鈴木常吉さん、山下監督が出席した。
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