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11月21日(木)放送分
女優の高畑充希さんがNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、亡き父・竹蔵役の西島秀俊さんと共演することが25日、明らかになった。ヒロインの小橋常子役を演じてきた高畑さんは同日、東京・渋谷の同局で西島さんとの最後のシーンを撮影後に会見。「とと(西島さん)との一緒のシーンに出たい出たいって言っていたんですけど、いざ(念願が)かなうとどうしたらいいのか分からなくて、めっちゃ緊張してしまって。何を話せばいいのか、かなり戸惑ってしまった」と振り返った。
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最後の撮影は、10月1日に放送される第156回の昭和49年、54歳になった常子が、夢の中で父の竹蔵と“再会”を果たし、「あなたの暮し出版」の中を案内。竹蔵が亡くなってからのこれまでの出来事を振り返り、常子が竹蔵にほめられて涙する……という内容。竹蔵は初週で亡くなっていたため、高畑さん演じる成長した常子との一緒のシーンはこれまで一切なく、高畑さんは3月の会見で「一緒のシーンを撮りたくて、脚本の西田(征史)さんに頼んだけど無理と言われた……」と明かしていた。
この日の会見で、高畑さんは「常子の中で、ととはずっと特別な存在だったから、ととに『頑張ったね』って言われたら、もう一撃で大変だったことも吹っ飛ぶパワーを持っていて、すごく幸せな気持ちになりました」としみじみ。一方、西島さんも「ものすごく緊張してしまって、恥ずかしくて恥ずかしくて。最初の本番でNGを出してしまい、せりふが飛んでしまいました」と照れ笑い。さらに「ワンカット、ワンカットを大切に、いとおしむような気持ちで演じることができたと思います。個人的に深く記憶に残る撮影でした。ありがとうございました」と語っていた。
会見には高畑さん、西島さんのほか、母・君子役の木村多江さん、小橋家の次女・鞠子役の相楽樹さん、三女・美子役の杉咲花さんらも出席。セレモニーでは高畑さんに花束が贈られ、記念のくす玉が割られた。
「とと姉ちゃん」は94作目の朝ドラで、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎮子の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった常子が浜松から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。
原作と脚本は、「実験刑事トトリ」シリーズ、「怪物くん」「妖怪人間ベム」、アニメ「TIGER&BUNNY」などを手がけた西田さんが担当。宇多田ヒカルさんが主題歌「花束を君に」を手がけたことも話題になっている。NHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。全156回。最終回は10月1日に放送される。
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