女優の広瀬すずさんと俳優の生田斗真さんが、2017年秋に公開予定の映画「先生!」(三木孝浩監督)で初共演することが27日、明らかになった。「俺物語!!」などで知られる河原和音さんの人気マンガが原作で、高校教師に初恋をしてしまう女子高生のじれったい恋愛を描く“純愛”ストーリー。
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「先生!」は、1996年から2003年まで月刊マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載された人気マンガで、累計発行部数は570万部超。生真面目でとっつきにくいが、根は優しい教師の伊藤貢作(生田さん)と、伊藤に初恋をしてしまう女子高生の島田響(広瀬さん)の恋愛が描かれる。映画「僕等がいた」「アオハライド」などの三木監督がメガホンを取り、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」シリーズなどのアニメ脚本家の岡田麿里さんが脚本を務める。
広瀬さんは「ここまで王道なラブストーリーの作品は初めてなので、どんな世界でどんな感情に出会うのかな、と思うと、ただただ楽しみ」といい、「少し恥ずかしい気持ちもありますが、伊藤先生への気持ちを大切に、先生のことを大好きになりたいと思います。少しでも、響の切ない心、うれしい心をたくさん感じられるように頑張りたいです」と意気込んでいる。
一方、12年公開の映画「僕等がいた」以来、5年ぶりの“王道”恋愛映画だという生田さんは「久しぶりに王道ラブストーリー作品に呼んでいただきました。三木監督の描く、青春時代の一瞬の煌(きら)めき、キラキラと輝くまぶしい世界観の中で、大人の男を精いっぱい演じたい」と抱負。広瀬さんとの初共演について「映画に対して、お芝居に対して、とても誠実な広瀬さんとご一緒できること、今から本当に楽しみにしています」とメッセージを寄せている。
三木監督は「現場での二人の化学反応が本当に楽しみで仕方がありません。原作の、やわらかくて、切なくて、胸をくすぐる空気感をすてきなキャスト、スタッフとともに繊細に描きたい」と話し、岡田さんは「河原先生のみずみずしくも繊細な恋愛作品群には、切なさに胸がきゅうとなったり、興奮のあまり身悶えしたりする瞬間をたくさんいただいてきました」といい「脚本として参加させていただくことになり、その時に感じた気持ちをめいっぱい表現できたら」と語っている。
さらに、原作の河原さんは「どんな映画になるか楽しみです。内容は、年の差先生ラブなのですが、きっとすてきな映画になると思うので見てほしいです」とコメントしている。映画は、今年11月にクランクインし、来年秋に公開予定。
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