注目映画紹介:「黒執事 Book of the Atlantic」 「豪華客船編」をアニメ化 胸アツなアクションにくぎ付け

劇場版アニメ「黒執事 Book of the Atlantic」のビジュアル (C)Yana Toboso/SQUARE ENIX(C)Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Atlantic
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劇場版アニメ「黒執事 Book of the Atlantic」のビジュアル (C)Yana Toboso/SQUARE ENIX(C)Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Atlantic

 人気マンガ「黒執事」の劇場版アニメの新作「黒執事 Book of the Atlantic」(阿部記之監督)が21日、公開される。豪華客船の船上という逃げ場のないシチュエーションでシエルとセバスチャンが、巻き起こる騒動に華麗に立ち向かう。シリーズでもおなじみの死神と悪魔によるアクションもかなり胸アツだ。

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 2006年9月から「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)で連載中のマンガが原作。英国の名門貴族のファントムハイヴ家を舞台に、13歳のわがままな主人に仕える完全無欠の執事セバスチャンの活躍を描いている。テレビアニメは08年10月、10年7月、14年7月の3期にわたって放送され、14年には水嶋ヒロさんと剛力彩芽さんの共演で実写映画が公開された。

 劇場版アニメは阿部監督、キャラクターデザインの芝美奈子さん、A-1 Pictures制作というテレビアニメの第3期のスタッフが手がけた。死者蘇生のうわさを耳にしたシエル(声・坂本真綾さん)とセバスチャン(声・小野大輔さん)は、調査をするべく豪華客船・カンパニア号に乗り込み……というストーリー。シリーズの中でも高い人気を持つ「豪華客船編」のエピソードをアニメ化している。

 悪魔と死神が死者蘇生の真実を巡って激突するシーンをはじめ、今作ではアクションシーンへのこだわりが強く、原作ファンならずとも熱く、かつ美しいアクションの連続に引き込まれていくはずだ。ロックバンド「シド」が歌う主題歌「硝子の瞳」が情感たっぷりに劇場版アニメの世界観を彩る。21日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)

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