注目映画紹介:「一週間フレンズ。」春奈&賢人W主演 記憶障害を抱えつつ思いを伝え合う高校生の純愛物語

映画「一週間フレンズ。」のメインビジュアル (C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
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映画「一週間フレンズ。」のメインビジュアル (C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会

 女優の川口春奈さんと俳優の山崎賢人さんのダブル主演映画「一週間フレンズ。」(村上正典監督)が18日、公開される。1週間で友達の記憶を失ってしまう女子高生と彼女に引かれていくクラスメートの男子との純愛を描く。青春時代のひたむきさと切なさが詰まったピュアな物語に心が癒やされる。

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 「一週間フレンズ。」は葉月抹茶さんが「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で2012~15年に連載した人気マンガが原作。14年にはテレビアニメが放送され、舞台版も上演された。同級生の藤宮香織(川口さん)に思いを寄せる高校2年生の長谷祐樹(山崎さん)は、「友達になってください」と声をかけるが拒否されてしまう。実は香織は「友達のことを1週間で忘れてしまう」という記憶障害を抱えていた。祐樹は香織の記憶がリセットされるたびに会いに行き、やがて交換日記を始めて距離を縮めていく。ある日、香織の過去を知る転校生・九条一(上杉柊平さん)が現れ……というストーリー。映画「電車男」(05年)などの村上監督がメガホンをとり、男性2人組ユニット「スキマスイッチ」が今作のためにアレンジした「奏(かなで) for 一週間フレンズ。」が主題歌に採用されている。

 記憶が1週間でリセットされてしまうという壁がある中、それでもめげずに気持ちを伝え続ける祐樹がとてもけなげだ。心に残るシーンはいくつがあるが、インパクトがあるというよりも、香織と祐樹が交換日記を始め、“友達以上、恋人未満”といった雰囲気で意識し合う姿には胸の高鳴りを感じつつ、どこかノスタルジックな気分にもさせられる。川口さんと山崎さんの爽やかな笑顔に心温まること必至だ。18日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)

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