注目映画紹介:「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」南極を舞台にしたオリジナル作にワクワク

「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」のメインビジュアル (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2017
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「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」のメインビジュアル (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2017

 劇場版アニメ「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」(高橋敦史監督)が4日、公開される。人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)の37作目となる劇場版で、のび太たちが氷の下に眠る古代都市を巡って冒険を繰り広げる。南極を舞台に、不思議で魅力的な冒険要素が随所にちりばめられ、感動はもちろんのこと、ドキドキ&ワクワク感満載の展開が楽しめる。

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 真夏の暑さに耐えかね、のび太たちは南太平洋に浮かぶ巨大な氷山に行き遊んでいると、氷漬けになっている不思議な腕輪(リング)を発見。リングは人が住んでいるはずもない10万年前の南極のもので、落とし主を探して南極へ向かうと、氷の下に閉ざされた巨大な都市遺跡が姿を現し……というストーリー。ゲスト声優として、フィギュアスケーターの織田信成さん、フィギュアスケーターでタレントの浅田舞さん、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄さんと八木真澄さんが出演している。

 氷に囲まれた雄大な自然が広がる南極にふさわしいドラマチックな展開に、冒険シーンから目が離せない。とくに物語のきっかけとなる氷山での遊園地作りのシーンは必見だ。ひみつ道具「氷細工ごて」を駆使して作られていく様子は、「ドラえもん」らしく“夢”が詰まっていて何ともほほ笑ましい。ドラえもんとのび太が言葉をかわさなくても通じ合っているシーンなど、心にじんわりと染み入ってくる名場面もあり、楽しんでいるうちに、あっという間に時間が過ぎていた。4日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)

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