動画配信サイト「ニコニコ動画（ニコ動）」の大規模イベント「ニコニコ超会議2017」が29日午前10時、幕張メッセ（千葉市美浜区）で開幕した。昨年は2日間で約15万3000人が来場した人気イベントで、今年も開場を前に、会場の外では早朝から長蛇の列ができた。

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　今年は、昨年に続いて歌舞伎俳優の中村獅童さんとバーチャルシンガーの初音ミクが“競演”するイベント「超歌舞伎」が行われるほか、タレントのビートたけしさんや小池百合子東京都知事、歌手の小林幸子さんらが登場。「けものフレンズ」など人気アニメの体験型アトラクションも設置される。30日まで。

　たけしさんや小池都知事は、「超トークステージ」で論客、文化人と討論する。「超・超人スポーツ」ブースでは、小林さんや柔道家の篠原信一さん、元シンクロ日本代表選手の青木愛さん、元プロ野球選手の古木克明さんらが登場。「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」ブースでは、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、巨大な熊野筆を使用して約20畳の大書に挑戦する。

　「超アニメエリア」では、ネットを中心に話題のアニメ「けものフレンズ」や「進撃の巨人」の世界観を再現したアトラクションが出現。人気デュオの「ゆず」や4人組ビジュアル系エアバンド「ゴールデンボンバー」など31組のアーティストが出演する音楽イベント「超音楽祭」も開催される。

　「ニコニコ超会議」はニコ動の大規模イベントで、「ニコニコのすべて（だいたい）を地上に再現する」をコンセプトに、音楽やアニメ、ゲーム、政治、スポーツなどさまざまなジャンルを網羅。イベントの模様は動画で中継され、昨年は約780万人がインターネットで視聴した。当日券が2000円で、前売り券が1500円、2日間通しの前売り券は2500円。