高橋ひかる:“国民的美少女”の肩書「打ち破りたい」 大河出演で女優開眼…ナチュラルにこだわりも

CMやドラマ、グラビアなどで活躍する高橋ひかるさん
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CMやドラマ、グラビアなどで活躍する高橋ひかるさん

 2014年に「第14回全日本国民的美少女コンテスト」で8万1031人の応募者の中からグランプリに選ばれ、現在はCMやドラマ、グラビアなどで活躍する高橋ひかるさん(15)。「国民的美少女」という“肩書”について「その名に恥じない活躍をしよう、頑張ろうってモチベーションにはなっていますが……。ただ、その肩書にいつまでも頼りたくないですし、いつかは打ち破りたいなって思いもあります」と素直な思いを明かす。「一人でも多くの人の心を動かせる、役を通して誰かに感動を与えられるような女優さんになりたいんです」と目を輝かせる高橋さんに、女優業への思いやプライベートについて聞いた。

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 ◇大河出演で女優開眼 「やるからには、いいところまではいきたい」

 高橋さんは01年9月22日、滋賀県生まれ。「チオビタ・ドリンク」のCM出演などを経て、昨年、俳優の竹野内豊さん主演の映画「人生の約束」で銀幕デビュー。現在は柴咲コウさん主演のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、信濃からやってきた謎の少女・高瀬を演じている。プライベートではこの春、高校進学を機に滋賀から上京。東京での新生活をスタートさせた。

 大河ドラマの現場では「『高瀬』や『高瀬ちゃん』って役名で呼ばれています」とすっかり溶け込んでいる様子で、「今回はオーディションだったんですけど、自分が大河ドラマに出演するということで周りがすごく喜んでくれて。家族はもちろん、友達や中学校の先生も。大河ドラマって幅広い世代の人に愛されていて、セットから衣装、髪形まで、全てがリアルで、その時代にタイムスリップできる、すてきな作品だなって思いました」としみじみと語る。

 一方で「今までのお仕事で一番、難しいと思ったのがこの大河。髪形や衣装に助けられてばかりで、芝居で役を表現しきれないもどかしさも感じています」と明かしつつ、「でも自分から積極的に役作りにも関われて、その分うまくやれたときの達成感は大きいですし、自分の足りない部分も見つかったので、本当に出演できて良かった。大変さ、つらさもあるけれど、女優として、やるからにはいいところまではいきたいって、そう思えるようになったのも大きな収穫です」と充実の表情を浮かべる。

 ◇グランプリ獲得から3年も「正直、まだ実感がない」

 高橋さんのデビューのきっかけは、もちろん14年に行われた「第14回全日本国民的美少女コンテスト」。当時、中学1年(12歳)だった高橋さんは、自分の名前が呼ばれると大粒の涙をこぼしながら、「グランプリを取れるとは思っていなかったので、とてもうれしいです。ありがとうございます。何も考えられなくて、ただびっくりしました」と語っていた。

 3年が経過した今も「正直、まだ実感がないんですよ」と明かす高橋さんは、「もちろん選ばれたという事実に対しては実感、自覚はしていますが、本当に私が8万1031人の頂点なのか、なんで選ばれたのか、よく理解できてないので、今でも『国民的美少女』と言われると、恐れ多いような、申し訳ないような気分になる」と照れ笑いを浮かべる。

 何かと付いて回る「国民的美少女」という“肩書”については、「その名に恥じない活躍をしよう、頑張ろうってモチベーションにはなっていますが……。ただ、その肩書にいつまでも頼りたくないですし、いつかは打ち破りたいなって思いもあります」とひそかな野心も。「今の私は『女優・高橋ひかる』というより『国民的美少女コンテストのグランプリの子』って受け止められることの方が多い。もちろんコンテストはデビューのきっかけで大事にはしていきたいんですけど、早く女優として、お芝居で認めてもらえるようになりたいんです」と力を込める。

 ◇国民的美少女の“素顔”は… 「『眉毛の子』って覚えて」

 そんな高橋さんに東京での新生活について聞くと、「東京に来てから3~4カ月たったんですけど、自分が想像していたよりも過ごしやすいです。電車1本逃しても、次がすぐ来るので安心だし、お店も最先端のものが入ってくるので、ショッピングしていても楽しい。知り合いが全然いないゼロからのスタートで、慣れない土地に行くということで緊張していたんですが、友達も結構できましたし、滋賀にはないようないろいろな施設、ロッククライミングができるところとかあって……。東京、楽しいです」と笑顔を見せる。

 「家にいる時間も好き。ハイスペックのパソコンを買ったのでゲームしたり、動画を見たり、あとは小説を読んでいるときに幸せを感じています」という高橋さん。「あと『乃木坂46』が大好きで。昔からアイドルに憧れはあったんですけど、もう白石麻衣ちゃんが可愛すぎて……。デビュー当時から顔は知っていて、可愛いとは思っていたんですけど、ドカンとはまったのが『ガールズルール』から。衣装も表情も可愛くて、ダンスもできて。たまに出る無邪気さも魅力的で、元気を常にもらっています」と声を弾ませる。

 最近は雑誌のグラビアでも活躍中の高橋さんのチャームポイントといえば、肩に掛かる黒髪のロングヘアにナチュラルな眉毛。中でも眉毛は直虎ファンの間でひそかな話題で、高橋さんは「眉毛は昔から特徴的って言われることが多いので『眉毛の子』って覚えてもらえたらうれしいですし、自分から何か特別に手を加えようって気持ちは今はない」と話す。黒髪についても「この仕事を始めてから黒髪の魅力に改めて気づいたので、日本人に生まれたからには黒髪をキレイに保っていたい。でも昔からロングだったので、いつか思い切って短くはしてみたい。新垣結衣さんみたいに」と話していた。

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