俳優の染谷俊之さんが9日、東京都内で行われた主演映画「星降る夜のペット」(仁同正明監督)初日舞台あいさつに、主要キャストとともに登場。劇中で菅野莉央さん演じるヒロイン栗山杏子の“レンタル彼氏”として“ペット”のように扱われる新山瞬を演じた染谷さんは「僕、人生で初めて足かせをされました。普段はSなんですけれど、すごく新鮮で、楽しかったですね! まあ、たまにはいいな」とうれしそうに振り返っていた。
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映画は、カメラアシスタントとして働く主人公・瞬が、後輩の九条隼人(石賀和輝さん)から、1カ月に100万円稼げるという「レンタル男子」のアルバイトを紹介され、カメラマンとしての独立資金ほしさから、渋々バイトを始めることにするが、「レンタル彼氏」の契約を結んだ杏子はとんでもない“ドS”で、無理難題を要求するほか、殴る蹴るとやりたい放題。最初は反発する瞬だったが、なぜか2人の距離は縮まっていく……というストーリー。
この日は、染谷さん、仁同監督のほか、管野さん、石賀さん、遠藤要さん、久保田秀敏さん、主題歌を担当した5人組ダンスボーカルユニット「龍雅 -Ryoga-」も出席した。染谷さんの様子に「Mが芽生えちゃったね」と共演者が心配する中、共演の菅野さんも「撮影では、アドリブを求められることが多かったんですけれど、何をしても、瞬として(Mの演技を)返してくれる」と、染谷さんが楽しんでいたことを証言。染谷さんは「足かせをされるシーンとかって、なかなかないじゃないですか。このまま火事になっちゃったらどうしようとか考えた」と一人で興奮して、会場の笑いを誘った。
また、遠藤さんは「僕は正直、強気なMなんです」と告白しつつ、劇中の“レンタル彼氏”について「あれはもって3日間ですね。キツい」とコメント。石賀さんは「レンタル彼氏というよりペット、実際になったら複雑じゃないですか」と拒否しながらも「やってみたいです。新しいものが自分の中に芽生えるのかな」と興味を見せ、久保田さんは「僕は普段犬を飼っているので、ペットの気持ちが分からなくもない。皆さんに見られてる今の状態がペットみたい」と独自の見解を明かして盛り上げていた。