荒川弘さんの人気マンガを実写化した映画「鋼の錬金術師」(曽利文彦監督)が、10月25日に開幕する「第30回東京国際映画祭(TIFF)」のオープニング作品に選ばれたことが16日、明らかになった。邦画では10年ぶり、日本のマンガ原作の映画としては史上初となる。また映画はワールドプレミアとして世界で初めて公式上映されるほか、映画祭期間中に曽利監督によるスペシャルトークショーも行われる予定。
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曽利監督は「東京国際映画祭のオープニング作品に選んでいただけて本当に光栄です。日本映画の最新作の1作品として、日本のコンテンツパワーや日本映画のクオリティーや技術を国内はもちろん、海外の方々にも広くアピールできることを心から願っています」とコメントを寄せている。
「鋼の錬金術師」は、荒川さんが2001~10年に「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載した人気マンガ。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。映画は、人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんが主演を務め、12月1日に公開される。
「TIFF」は、1985年にスタートし、今年で30回目を迎えるアジア最大級の映画祭。クロージング作品は、アル・ゴア元米副大統領が地球温暖化問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー「不都合な真実2:放置された地球」(11月17日公開)。映画祭は、六本木ヒルズ(東京都港区)ほかで10月25日~11月3日に開催される。
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