菅田将暉:満を持して「直虎」に登場も「慢心せず」 “成り上がりキャラ”直政語る

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で井伊直政(虎松/万千代)を演じる菅田将暉さん=NHK提供
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NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で井伊直政(虎松/万千代)を演じる菅田将暉さん=NHK提供

 柴咲コウさん主演のNHK大河ドラマおんな城主 直虎」で、井伊直政(虎松/万千代)を演じる菅田将暉さん。昨年7月のキャスト発表から約1年2カ月、24日放送の第38回「井伊を共に去りぬ」で、満を持して登場した菅田さんには、今後の物語のけん引役としてかかる期待は大きい。「ある種マイナスのところからスタートしてはい上がっていく万千代に、僕自身が『まだまだ頑張らなくてはいけない』って、ケツをたたかれている感じがして……。すごくタイミング的にも慢心せずにいられる」と明かす菅田さんに、役への思いを聞いた。

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 「おんな城主 直虎」は56作目の大河ドラマで、森下佳子さん脚本のオリジナル作品。幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康の重臣・井伊直政の養母に当たる主人公・直虎が、男の名で家督を継ぎ、仲間と力を合わせて国を治め、世継ぎの命を守りながら生き延びていく姿を描いている。

 ◇クランクイン当初は「すごく緊張」も…

 直政(虎松/万千代)は井伊家の嫡男として後見人となった直虎に育てられ、のちに戦国最強の精鋭部隊「井伊の赤備え」を組織。家康の天下取りを支えて大出世を果たし、「徳川四天王」の1人に数えられる人物だ。菅田さんは、子供時代を演じていた寺田心君から“バトン”を受け取ると、第38回「井伊を共に去りぬ」で“15歳に成長した虎松”として、井伊谷(いいのや)に“帰還”を果たした。

 実際に撮影に入ったのは今年7月。今回が大河ドラマ初出演で、昨年のキャスト発表時には「浮足だっている」と素直な心境を明かしつつ、「優しい先輩方に甘えながら、キレキレで、カッコいい直政を演じたい」とも語っていた菅田さん。クランクイン当初はやはり「すごく緊張した」といい、「途中参加っていうのはやりにくいもので……。でも本当に今まで感じたことがないくらい仲よくて、明るくて、すごくウエルカムだった。顔見知りの面白いおっちゃんたちがたくさんいて、そのお陰で毎日がすごく楽しい」と充実した表情を浮かべる。

 ◇直政はとんでもないやつ? 感じるのは「圧倒的なバイタリティー」

 役に対して現時点では「手応えは正直、分からない」としながらも、「単純に脚本が面白くて。以前はもっと漠然と(直政に対して)パーフェクトなカッコよさってイメージがあったんですけど、ふたを開けてみると、今作に関してはとんでもないやつで。現場でも監督が『とりあえずやりすぎちゃうくらいやって、こちらでセーブするので』っていう作り方をしていて、ちゃんとエンターテインメント」と印象を明かす。

 演じる直政からは「圧倒的なバイタリティーみたいなものを感じる」といい、「生命力があって。井伊という家名を、なくなったものを今一度、奪い取る。自分が『成り上がってやる』って気持ちを15歳で持っていて。純粋な思いながら“怒鳴り散らせる”虎松は気持ちいいです」と楽しそうな表情を浮かべる。また直政は「天才肌的なキャラクター」で、「機転と“第六感”、繊細な才気みたいなものをやっていて感じている。ほかの人が気がつかないところに違和感を持ってやっている、そこに大胆な行動力があるっていうところが、見ていて伝わるようになればなって思います」と語った。

 ◇直政の“成り上がり像”に「しっくり」 自分の境遇含めて「やりがいある」 

 菅田さんは「自分が15歳のころは、役とは『真逆』で、当時の自分との共通点は前髪を下ろしているくらい。仮面ライダーをやっていたんですけれど、線も細くて、もっとインドアな感じで。あとはモテたかったので(笑い)、髪を伸ばしたり、服を買いにいったり、色気づいて、自分の人生とか一回も考えたことなかった」と思い返す。

 そんな菅田さんだが、今作における直政の“成り上がり像”には「しっくりきている」と言い、「ただ持っている才能だけで行った感じではない。すごく泥臭く、本当に泥水すすって、カッコ悪いところいっぱい見せて、一個一個学んでいく。精神的にも何回も何回も負けて、そして大きくなっていく人物なんだろうなっていう感じがすごくしたので、今の自分の境遇も含めてやりがいがあるし、ワクワクする感じはあります」と目を輝かせていた。

 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は、NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。 

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