安藤美姫:五輪代表時代の苦い思い出語る 「見ず知らずの人から過激な手紙…」

パラリンピックのドキュメンタリー番組「WHO I AM」シーズン2の先行試写会とトークイベントに登場した安藤美姫さん
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パラリンピックのドキュメンタリー番組「WHO I AM」シーズン2の先行試写会とトークイベントに登場した安藤美姫さん

 プロフィギュアスケーターの安藤美姫さんが27日、東京都内で開かれたパラリンピックのドキュメンタリー番組「WHO I AM」シーズン2(WOWOW)の先行試写会とトークイベントに登場。スポーツをしていて苦しいと思った経験について話が及ぶと、安藤さんは「私はメンタルの部分でバシーンときたことが18歳のときやトリノ五輪のときにあって……」と、現役時代の苦い思い出を振り返った。

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 「パパラッチが毎日家や学校、リンクの前に来たり、変な雑誌に載ったり。9歳で父を失ってスケートが人生になっていたのに、それ以外のところでスケートを嫌いになって、スケートをしているからこうなるんだと思って、やめたいと思うこともありました」と告白した。

 また「見ず知らずの人から過激な手紙も来ていて……」と話し、「手紙に目を通して、『メンタルが弱いから強くなれ』って言われているんだろうなって。一匹狼でいいから、もう一度フィギュアスケートで強くなれと言われているんだろうな」と気づき、再起したと語っていた。

 イベントは、プロテニスプレーヤーの松岡修造さんが司会を務め、安藤さんのほか、義足のスノーボード選手のエヴァン・ストロング選手、平昌パラリンピックにスノーボードで出場することが決定した成田緑夢(ぐりむ)選手が登壇して、「平昌パラリンピック直前!金メダリストが語る」と題されたトークセッションが行われた。また、番組のナレーターを務めた西島秀俊さんも登場し、エヴァン選手に花束を贈呈した。

「WHO I AM」は、IPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWが共同で立ち上げたパラリンピックのドキュメンタリーシリーズ。リオパラリンピックの2016年から東京の2020年までの5年間、世界最高峰のパラアスリートたちの生きざまに迫る。冬季競技3番組は2月4日からWOWOWプライムで毎週日曜午後9時放送。

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