特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」のVシネマ「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディングPartI仮面ライダーブレイブ&スナイプ」(鈴村展弘監督)が、2週間限定で3日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開される。劇場版「仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」(2017年)から2年後の世界を舞台に、檀黎斗/仮面ライダーゲンムが仕掛ける最後のゲームにライダーたちが立ち向かう。テレビシリーズでは語られなかった三つに連なった新エピソードを描く。
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鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ(瀬戸利樹さん)の前に、消滅したはずの小姫(中川可菜さん)が姿を現すが、復活を遂げたラブリカに心を操られていた。花家大我/仮面ライダースナイプ(松本享恭さん)の病院では、ニコ(黒崎レイナさん)を慕う米国人ゲーマーのルーク・キッドマン(ハリー杉山さん)が押しかけ、大我の目の前でラブリカのゲーム病を発症。その陰では檀黎斗(岩永徹也さん)が暗躍していた……というストーリー。
小姫が復活した理由や黎斗の目的など、気になる内容が目白押しだ。テレビシリーズで描かれた要素や伏線を生かしたストーリー展開には、思わずうならされた。Vシネマという外伝的な扱いの作品ながら、本編にも通じるネタを、それも説得力を持たせて描いている。深く感心すると共にエグゼイドファンなら見逃せない。
掘り下げられた飛彩の過去も見どころだし、相変わらずの黎斗のキレキレぶりも楽しめた。パート2「仮面ライダーパラドクスwithポッピー」(17日公開)、パート3「仮面ライダーゲンムVSレーザー」(3月3日公開)も待ち遠しい。(遠藤政樹/フリーライター)
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