青柳翔:ダイエット&走るフォームを改善 WOWOW「食い逃げキラー」主演 

WOWOWのドラマ「ドラマW 食い逃げキラー」に主演する「劇団EXILE」の青柳翔さん
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WOWOWのドラマ「ドラマW 食い逃げキラー」に主演する「劇団EXILE」の青柳翔さん

 「劇団EXILE」の青柳翔さんが主演を務めるWOWOWの「ドラマW 食い逃げキラー」が21日に放送される。今作は、2016年に開催した「第10回WOWOWシナリオ大賞」で大賞に選ばれた舘澤史岳さんの「食い逃げキラー」を映像化。食い逃げ犯たちに悩まされる1軒のファミリーレストランを舞台に、“食い逃げキラー”としてスカウトされた元陸上界のスター、川谷省吾(青柳さん)が、個性豊かなキャラクターたちと向き合う中で、成長していく姿を描く。青柳さんに役作りの苦労や見どころなどを聞いた。

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 ◇元スプリンター役で走るフォームを調整 “過酷”な撮影体験も

 青柳さんは、今作がWOWOWのドラマ初主演で「プレッシャーもあるけど楽しめるように頑張っています」と笑顔で語る。ドラマについては「コメディーの部分と、省吾の過去が登場するシリアスな部分があります」と説明する。

 省吾のせりふや演技については「監督からコメディーの部分は明るく楽しくしたいということで、『アイデアがあったら言ってね』と相談され、演技やせりふなどで、面白そうだなというアイデアが思いついたら、監督に提案しています」と明かす。しかし、「謎にステップを入れたりしたのですが、監督が食いついてこなかったので、やめました。監督の反応を見ながら、演じていますね」と苦笑していた。

 元スプリンターを演じる青柳さんは「最近、ジムをさぼっていたんです。このドラマの撮影に入るまでに3キロほど、ダイエットしました。走るシーンが多くて、腕の振り方やフォームの調整、ウオーミングアップの仕方などをクランクインの少し前に、競技場で先生に指導していただきました」と明かす。そして「海沿いを走るシーンがあったのですが、ドローンで撮影したため、長い距離を全力疾走しないといけなくて、結構大変でした」と苦労も明かす。

 省吾を“食い逃げキラー”としてスカウトするファミレスのバイトリーダー・高瀬千秋を松本穂香さん、五輪代表候補になった陸上選手だったが、現在は転落し、食い逃げキラーとして活躍している省吾と再び対決しようとする吉田翔を浅香航大さん、かつて省吾が食い逃げを繰り返していた中華料理店の店主“ジェイソン”を竹中直人さんが演じる。

 竹中さんとの共演について、「以前、舞台でご一緒させていただいたことがあって、久々にお会いして、現場の盛り上げ方とか改めてすごくすてきな方だなって思いました」と振り返り、松本さんとの共演シーンは「監督から千秋とのせりふの掛け合いはこだわってほしいって言われ、難しかったです。でも、千秋の発言に引っ張られる省吾みたいな感じで、面白いシーンになっていると思うので、楽しみにしてください」とアピールしていた。

 ◇アルバイトで「壮絶な量のレモンサワーを…」

 省吾は、ある事故がきっかけで陸上界を去ったという過去を持つ。青柳さんに“償いたい過去”を聞くと、「たくさんありすぎて(笑い)。中でも、2年ぐらい鉄筋工で働いていたのですが、『歌をやりたいんです』って、電話で仕事を辞めることを伝えてしまったのは、後悔しています。2年も働いていたのに電話でって。今、会うことがあったら、ちゃんと謝りたいです」と語る。

 “食い逃げキラー”という異色のヒーローを演じていることにちなみ、大切にしている正義感について聞くと、「遅刻をしない(笑い)。当たり前のことですけど。1回、大遅刻して大先輩に迷惑を掛けてしまったんです。それから絶対しないようにしています」と反省していた。

 ドラマはファミリーレストランが舞台。アルバイトの経験は「ファミレスで働いたことは残念ながらありません。東京に出てきて演技のレッスンを受けながら、飲食店でバーテンダーとしてアルバイトをしていました。(『EXILE』オリジナルメンバーの)皆さんが来てくれていて、壮絶な量のレモンサワーを作っていました(笑い)。皆さんがお酒を飲むペースを読んで、あらかじめ計算して作っていましたね。HIROさんのアルコールは、これぐらいとか濃さも調整していました」と楽しそうにエピソードを開かした。

 「ドラマW 食い逃げキラー」は、WOWOWプライムで3月21日午後8時に放送。

 <プロフィル>

 あおやぎ・しょう 1985年4月12日生まれ、北海道出身。2009年に舞台「あたっくNo.1」で俳優デビュー後、劇団EXILEに加入。12年公開の映画「今日、恋をはじめます」で第22回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。主な出演作品に映画「HiGH&LOW THE MOVIE」(16年)、17年12月に公開された第67回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された映画「MR.LONG ミスター・ロン」などがある。16年6月に「HiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM」に収録されたEXILE ATSUSHI作詞作曲「Maria」で音楽活動も開始。これまで3枚のシングルを発表した。今年は劇団EXILEとSABU監督がコラボレーションした映画プロジェクト「jam」の公開も控えている。

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