フジテレビ:平成生まれのキャスト&スタッフでSPドラマ 岡山天音が民放ドラマ初主演

スペシャルドラマ「平成物語」に出演する(左から)片山友希さん、松本穂香さん、岡山天音さん=フジテレビ提供
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スペシャルドラマ「平成物語」に出演する(左から)片山友希さん、松本穂香さん、岡山天音さん=フジテレビ提供

 フジテレビが、メーンキャストと監督、脚本、カメラなどのメーンスタッフ全員が平成生まれという異例の布陣でスペシャルドラマ「平成物語」を制作し、俳優の岡山天音さんが主演することが15日、分かった。岡山さんは、民放ドラマ初主演で、平成元年生まれの主人公・平成(ひらなり)役を演じる。また松本穂香さん、片山友希さんらが出演することも併せて発表された。岡山さんは「平成生まれのスタッフ、キャストが軸となってドラマを作り上げるというスペシャルな企画に、しかも主演の平成役でお話をいただき、とてもうれしかったです」と喜んでいる。

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 ドラマは演出家で劇作家の加藤拓也さんが脚本を担当したオリジナルストーリーで、平成生まれの若者たちを描いた青春群像劇。平成元年生まれの主人公・平成(岡山さん)は、平凡な田舎で育つ中、東京に強い憧れを持つようになり、大学進学を機に上京。しかし勉学には身が入らず、大好きな音楽にのめり込み、バンド活動とバイトに明け暮れていた。平成の幼なじみ・結(ゆい=松本さん)とはお互いに好意を抱きながらも、幼なじみの関係から進めずにいた。結が就職活動のため上京し、平成と再会すると、平成には恋人ができていた。平成の恋人・紡(つむぎ=片山さん)も同じ平成元年生まれで、平成と半同居をしているものの、明確に「付き合って」と言ってくれない平成に不信を感じていて……という内容。

 岡山さんは「初めて脚本を読んだ時、加藤拓也さんの書くせりふの生々しさにハッとさせられました。まるで僕らの人生みたいなヒリヒリしたドラマになっていると思います。今の自分を重ねて目を覆いたくなっても、明日を生きる希望を見いだしてほしいです」と作品についてコメント。松本さんは「平成生まれだけでなく、いろんな世代の方に響く作品になっていると思います。ぜひ見てください!」とアピールした。片山さんは「初めに驚いたのは、監督が一つ年下ということでした。そして他のスタッフの皆さんも平成生まれの方が多く、同世代が集まって一つの作品を作っていくことにとてもワクワクしました!」と撮影を振り返った。

 「平成物語」は23、30日に深夜0時55分放送。関東ローカル。

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