スティーブン・スピルバーグ:ゴジラが原点「日本のポップカルチャーに魅了された」

映画「レディ・プレイヤー1」のジャパンプレミアに登場したスティーブン・スピルバーグ監督
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映画「レディ・プレイヤー1」のジャパンプレミアに登場したスティーブン・スピルバーグ監督

 約13年ぶりに来日したスティーブン・スピルバーグ監督が18日、東京都内で行われた新作映画「レディ・プレイヤー1」(20日公開)のジャパンプレミアに登場。アニメ「機動戦士ガンダム」や「AKIRA」のキャラクターやマシンが多数登場することで話題の今作だが、スピルバーグ監督は「アニメに出合ってから、本当に日本のポップカルチャーに魅了されています。黒澤明や三船敏郎の作品に出合う前に、幼いころ、父に連れられて東宝の『ゴジラ』を見に行ったのが、初めて見た日本の映画です」と思い出を語った。

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 スピルバーグ監督は続けて、「完全に『ジュラシック・パーク』は、それ(『ゴジラ』)を基に作りました(笑い)」と明かすと、「『レディ・プレイヤー1』にはメカゴジラも登場するけど、オリジナルの曲を使わせてもらいました」と話すと、観客から大きな拍手が起こった。

 また約13年ぶりの来日について「日本には長い間、何度も来ていましたが、ちょっと久しぶりに来日しました。この作品は私にとって、非常にパーソナルな作品で、ぜひとも自ら来て、この映画を紹介したいと思いました」と話し、「日本のポップカルチャー、文化のいろんな要素が入っています。皆さんにはキャラクターたちとストーリーを楽しんでもらいたいです」とアピールした。

 イベントには、キャストのタイ・シェリダンさん、オリビア・クックさん、森崎ウィンさんらも登場。平昌(ピョンチャン)五輪のスキージャンプ銅メダリストの高梨沙羅選手もゲストとして登場した。また、レッドカーペットには、人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズの春麗や、米DCコミックのバットマンやハーレイ・クイン、映画「ハリー・ポッター」シリーズのコスプレをしたゲストが多数参加し、レッドカーペットを練り歩いた。ステージ上にはガンダムや「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の車型タイムマシン「デロリアン」、ハローキティも登場するなどキャラクターが大集合した。

 「レディ・プレイヤー1」は、アーネスト・クラインさんのSF小説「ゲームウォーズ」が原作。経済が破綻寸前で、若者たちがバーチャル世界の「OASIS(オアシス)」にのめり込んでいる2045年が舞台となる。ある日、OASIS開発者から「OASISのどこかに隠された宝の卵『イースターエッグ』を見つけた者は、OASISの後継者となれる」という遺言が発信され、スラム街に住む主人公のウェイドは、全人類が参加するトレジャーハンティングに挑む……というストーリー。

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