現実世界とVR(バーチャル・リアリティー)世界を股にかけるスティーブン・スピルバーグ監督のSFアドベンチャー作「レディ・プレイヤー1」が、20日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開される。映画やマンガ、ゲームなど、1980年代のポップカルチャーがこれでもかというほど登場する。主人公たちのお宝争奪戦に手に汗握りながら、「あの映画のあのシーンが!」「あのマンガのあのキャラクターが!」と楽しむことができる、オタク心をくすぐる作品だ。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
2045年。若者たちは、なりたいものになれ、したいことのできるVRの世界「OASIS(オアシス)」に没頭していた。OASISの創設者ジェームズ・ハリデー(マーク・ライランスさん)が亡くなり、彼の莫大な遺産を巡って世界中のプレーヤーが、OASIS内のどこかに眠る「宝の卵」の争奪戦を開始する。17歳のウェイド(タイ・シェリダンさん)も、OASISで知り合った仲間と争奪戦に参加するが、ある巨大企業が戦いに加わったことで、ウェイドたちの試練は過酷なものになっていく……というストーリー。
原作は、アーネスト・クラインさんのSF小説「ゲームウォーズ」。ウェイドのオアシス内の仲間で、故・三船敏郎さんをモチーフにしたダイトウを、俳優で男性バンド「PrizmaX(プリズマックス)」のリードボーカルの森崎ウィンさんが演じる。
「AKIRA」の金田のバイクに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン、ガンダムにキングコング、さらにチャッキーやキティちゃんなど、80年代に流行したサブカルチャーのアイテムがひっきりなしに現れる。あるホラー映画の名場面が登場するシーンでは再現率の高さに舌を巻くと共に、ウェイドたちが置かれている状況と、その映画の絶妙なミスマッチ感に吹き出してしまった。
ウェイドたちのお宝争奪戦では、ゲームの中に入り込んでしまうような興奮を味わえた。ただ、本筋が怒涛(どとう)のように押し寄せる傍らでポップカルチャーアイテムがひっきりなしに現れるため、それらを見付けるためにはかなりの集中力と目ざとさが要求された。1回目はストーリー重視で、2回目はアイテム探し重視でなど、見るポイントを決めて複数回観賞することをお勧めする。(りんたいこ/フリーライター)
昨年、公開を延期していた天海祐希さん主演の映画「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」が、新たなキャストの石丸幹二さんを迎え、再始動することが分かった。当初の公開日だった昨年…
特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系、日曜午前9時)の夏映画のタイトルが、「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」(7月26日公開)に決まった…
俳優の大泉洋さんが6月14日、東京都内で行われた、主演映画「ディア・ファミリー」(月川翔監督)の初日舞台あいさつに登場した。締めのあいさつで「大泉洋は嫌いでも、『ディア・ファミリ…
WOWOWは、7月に特集「サメ映画万博2024 ~ドドンと49連発!あなたは余裕シャークシャーク?~」と題してサメが登場する映画49(シャーク)作を放送・配信する。これに合わせて…
俳優の山崎賢人さんが6月13日、東京都内で行われた主演映画「キングダム 大将軍の帰還」(佐藤信介監督、7月12日公開)ワールドプレミアの舞台あいさつに登場。山崎さんは「やっと皆さ…