ゲーム誌「ファミ通」の編集長などを務めた「Gz(ジーズ)ブレイン」の浜村弘一会長は19日、東京都内で開かれたセミナーで、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの家庭用ゲーム機「PS4」の次世代機が2020年ごろに出るという一部の予想について、「まだ分からない」と前置きした上で「PS4は、マイクロソフトの新型ゲーム機『XboxOneX』が出ても売れ行きが落ちていないし、(2016年度と17年度の)売り上げを比較しても実際に売れている。(新型機を今)発表するメリットがない」という見方を示した。
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また、浜村会長は、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の売り上げについて、3DS用ソフトのランキング上位の数字が減り、今後発売される有力ソフトの数が減っていると指摘して「大幅にピークアウト(ピークを過ぎて下降)している」と説明。任天堂の宮本茂・代表取締役フェローの「究極の野望は、ニンテンドースイッチを1人1台持ってもらうこと」という発言を引用して、浜村会長は「(家庭用ゲーム機として売り出している)ニンテンドースイッチを携帯ゲーム機としてアピールする瞬間が出ると思う。そうなると(米大リーグの)大谷翔平選手のような“二刀流”のゲーム機になる」と話し、両方の市場を取ることで過去最高の売り上げを記録するゲーム機になる可能性を示唆した。
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