俳優の上川隆也さんが、今秋放送されるWOWOWのドラマ「連続ドラマW 真犯人」に主演することが26日、明らかになった。江戸川乱歩賞受賞作家の翔田寛さんの小説「真犯人」(小学館)が原作で、上川さんは昭和から平成の時代をまたぎ、時効を迎えた殺人犯の逮捕に執念を抱く刑事の34年間、20代・40代・60代を演じ分けた。
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上川さんは「連続ドラマW 沈まぬ太陽」でも約26年の間、苦境に立たされながらも信念に基づき生きるビジネスマン・恩地元を好演しており、「これまでも、年代を移ろわせながら演じていく役柄にはご縁がありましたので、役柄に対しては苦慮することなく演じることができました。むしろ、その環境の変化を楽しませていただきました」とコメントしている。
ドラマは、昭和49年と平成20年に起きた二つの殺人事件が交差して、未解決のままだった幼児誘拐事件の真相に迫る捜査ミステリー。脚本はドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)などの池田奈津子さんが担当する。全5話。WOWOWプライムで今秋に放送される。
今作は「厳しい寒さの続いたこの冬に、ロケを中心として撮影が進められた」といい、「夜間に行われた雨のシーンで、降らせた雨が地面でみるみるシャーベット状に凍っていくのを確認しながら、雨具も持たずにずぶぬれになって演じたのは、今回の作品の中でも忘れがたい一コマです」と振り返った上川さん。視聴者に向けて「硬派で骨太な作品を作っている実感が、撮影中から感じられました。仕上がりは、きっとその予感をさらに上回ることでしょう。どうぞご期待ください」と呼びかけている。
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