俳優の中山優馬さんが、8月から上演される舞台「KOKAMI@network vol.16 『ローリング・ソング』」で、歌手で俳優の松岡充さん、俳優の中村雅俊さんとともにトリプル主演を務めることが6日、分かった。舞台は、作家で演出家の鴻上尚史さんが書き下ろした音楽劇で、夢に翻弄(ほんろう)される20代、40代、60代の3世代の男性の物語を描く。
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3人の男性に関わる2人の女性として、女優の森田涼花さん、ミュージカル女優の久野綾希子さんの出演も発表された。舞台で使用される音楽は、作詞家の森雪之丞さんが監修する。
舞台は、20代のミュージシャン、40代のビジネスマン、60代の結婚詐欺師が主人公。昔はロッカーで、現在は納豆を売っている男の元に、「私はあなたの子供だ。母親はあなたのファンだった」という青年がやって来るところから物語は動き出す。夢におびえる20代、夢を諦めた40代、夢を取り戻そうとあがく60代の男たちが、夢を見ること、歌うこと、生きることをめぐって闘う……という内容。
東京、福岡、大阪の3都市で上演される。東京公演は「紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA」(東京都渋谷区)で8月11日~9月2日、福岡公演は「久留米シティプラザ」内の「ザ・グランドホール」(福岡県久留米市)で9月5、6日、大阪公演は「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)で9月14~16日の予定。
中山さん、松岡さん、中村さんのコメントは以下の通り。
前回の鴻上さんの舞台(「ベター・ハーフ」)を拝見して、こういう作品に出てみたい、演出を受けたいと思っていたので、今回出演できることがとても光栄です。物語は、複雑な関係性や、いくつもの欲望が渦巻き展開していく話だと聞いているので、今からとても楽しみにしています。中村雅俊さん、松岡充さんと共演させていただくのは初めてですが、歌やお芝居はずっと拝見していましたので、思いきり飛び込んで、演じていけたらいいなと思っています。
鴻上尚史に出会わなければ、僕は演劇界のステージには居なかった。鴻上さんは、僕にとって演劇の神様。演劇という表現で何を伝えられるのか? その可能性を考える切っ掛けをくれた尊敬するアーティスト。その鴻上さんの新作。やらないわけがない。そして、面白くないわけがない。この作品のチケットは、保証書のあるチケットのようなもの。ご期待くださいではなく、ご安心ください。あなたの想像を超える、新しい自分に出会える作品です。
今回の舞台は、まだどんな内容なのかわからない。このわからないが面白い。知らないということは実に面白い! 想像の範囲を超えた、素晴らしい何かが! 私の心はドキドキしています。また鴻上さんと10年ぶりに一緒に仕事ができることを、すごく楽しみにしています。