俳優の役所広司さん主演で、柚月裕子さんの小説を実写化した映画「孤狼(ころう)の血」(白石和彌監督)の続編が製作されることが25日、明らかになった。
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「孤狼の血」は、柚月さんの同名小説(角川文庫)が原作。暴力団対策法成立直前の広島を舞台に、新人刑事・日岡秀一が、暴力団との癒着がうわさされる刑事・大上章吾と共に、金融会社社員失踪事件の捜査を担当することになる……というストーリー。役所さんが大上、松坂桃李さんが日岡を演じるほか、真木よう子さん、中村獅童さん、竹野内豊さん、江口洋介さんらが出演し、12日から公開中。
続編は、原作小説の続編でもある、柚月さんの小説「凶犬の眼」(KADOKAWA)がベースとなる。現在、撮影スタッフ・キャストの調整に入っており、前作と続編の配給を手掛ける東映は、前作のスタッフ・キャストの続投を熱望しているという。
役所さん、柚月さん、東映の代表取締役社長・多田憲之さんのコメントは以下の通り。
続編は、第1作をはるかに超えるいい作品を期待しています。今後、いろんな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?
「荒磯に波」の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです。持てる力すべてをつぎ込んでくださった東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚(こうこつ)を、再び期待しております。
「孤狼の血」は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定をいたします。
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