女優の井上真央さんや大泉洋さんが出演する映画「焼肉ドラゴン」(鄭義信=チョン・ウィシン=監督、22日公開)の本編映像が7日、公開された。映像には井上さん演じる梨花と、大泉さん演じる哲男が関西弁で激しいケンカを繰り広げるシーンが収められており、井上さんが巻き舌で「あほんだら!」と周囲を一喝するシーンも映し出される。
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映画は、2008年に日本の新国立劇場と韓国のソウル・アート・センターがコラボレーションして製作し、数々の演劇賞を受賞した鄭さん作・演出の舞台「焼肉ドラゴン」が原作。万国博覧会が催された1970(昭和45)年の関西の地方都市が舞台で、焼き肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花(真木よう子さん)、梨花、美花(桜庭ななみさん)の3姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。店は、静花の幼なじみ・哲男ら常連客たちでにぎわっていた。しかし店にも時代の波が押し寄せてきて……という内容。
今回公開されたのは、梨花と哲男が大ゲンカするシーン。2人は婚姻届を提出するはずだったが、役所の態度に腹を立てた哲男が婚姻届を破ってしまい、そのことに梨花が激怒し、大ゲンカが始まる……という内容。
映像は2人が自転車に2人乗りして帰ってくる場面から始まっており、井上さんは「大泉さんの自転車走行があまりにも下手で自然と怒りが沸き出て、リアルな感情で演技ができた」と振り返っている。一方、北海道出身の大泉さんは関西弁に苦戦したといい、「関西弁の指導してくれた方のノートを見たら、井上真央ちゃんのとこだけ花丸がついていて、私はバツだらけ。思わず、『ひいきしてない?』って聞きました(笑い)」と撮影の裏側を明かしている。
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