タレントの久本雅美さん（59）がこのほど、東京都内であった日本テレビ系のトークバラエティー番組「メレンゲの気持ち」（毎週土曜正午）の30日放送回収録後の会見に登場。7月に還暦を迎える久本さんは、「今後挑戦したいこと」を聞かれると「朝ドラ（NHKの連続テレビ小説）出たいんですよ！」と告白した。

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　「ずーっと言ってるのに、『きたー！』って電話がかかってきたら、（「ひよっこ」に出演した）柴田理恵（宛て）ですよ」と嘆き節で笑わせつつ、「いろんなことにチャレンジしていくことが若さの秘けつ。60歳超えた時に、番組とか芝居とか映画とかいろんな分野でオファーいただけるのは絶対ありがたいことなので、チャレンジしていきたい」と意欲的に語った。

　久本さんは、30日放送回に出演する若槻千夏さんがデザインした真っ赤なドレスを着て会見に登場。還暦を迎える気持ちを聞かれ、「あっという間の60（歳）で。まさか自分が60で、こういうふうに（活動して）いるとは考えられなかった」としみじみ語りつつ、「60歳って笑いのアイテムだと思っているので。ひとつ、面白グッズをいただいたかなって思っています」と前向きにコメント。「いろんな人と出会っていろんな経験させてもらって、心の宝というか、財産はいっぱいできましたね」といい、「自分の持っているいろんな知識が生かされていくのがこの年齢だなって思います」と語った。

　「メレンゲの気持ち」への出演について久本さんは「38歳の時にお話をいただいて、あっという間でしたね。まさか60歳になるまで『メレンゲの気持ち』が続いているなんて、夢にも思っていませんでしたし」と感慨深げにコメント。「そもそも、土曜の昼の時間帯に私を起用していただいた日テレさんの勇気に感謝なんです。“深夜の女”と言われていましたから」と開始当時を振り返った。

　いつまで出演を続けたいかと聞かれると、「使っていただく限りは、やっていきたいと思っています。暴れまくりたいと思います」と意気込んだ。

　会見には、久本さんのほか、いとうあさこさん、アイドルグループ「Hey！Say！JUMP」の伊野尾慧さん、村上佳菜子さんらレギュラー陣が出席。久本さんへ還暦のお祝いとして、サプライズで真っ赤なケーキも贈られた。

　伊野尾さんは、久本さんについて「60歳というのが信じられない、という感じが強い。自分は今28歳ですけど、60歳の時、これだけテレビで全力で頑張っていられるかっていう……」と驚き、村上さんは「素晴らしい機会に自分がここにいることがうれしいですし、本当に縁だと思う」とコメント。

　いとうさんは久本さんの見習いたい部分を聞かれ、「エネルギーじゃないですか。私、一回り（年）下なんですけど、私の方がずっと疲れている感じ。エネルギーが特殊な、神さまに力をもらった方なんだなと（思う）」と感嘆していた。

　「メレンゲの気持ち」は、1996年4月に放送をスタートした長寿トークバラエティー。久本さん、いとうさんといったMC陣がゲストのさまざまな素顔を引き出すトークコーナーや、石塚英彦さんが街を訪れるグルメリポートのコーナーなどが人気を集めている。