男子テニスの錦織圭選手が17日、東京都内で行われたイベント「Fly for it! JAL ネクストアスリートプロジェクト with Kei Nishikori」に登場。テニスの4大大会(グランドスラム)の一つ、ウィンブルドンテニスでベスト8入りを果たしてから初のイベントで、ベスト8進出を祝福されると「もちろんもっと上に行きたかったですけれど、今までで一番充実したウィンブルドンになりました」と笑顔で語った。イベント後は、準々決勝で対戦したノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)への思いも明かした。
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錦織選手は、ウィンブルドンについて「今までで一番内容もよかったですし、芝の中でいいテニスができてきたのですごくうれしかった。来年、希望が見えてきた」と充実した試合内容を振り返った。一方で、優勝を決めた対戦相手のジョコビッチ選手には「正直、いつ勝てるのかなって、悔しさはありますね。あの後、(ジョコビッチ選手が)いい試合を続けてたので、強かったと改めて感じた」と、悔しさをにじませ、「彼が強くなってまた戻ってきたのもそうなんですけれど、僕は彼に対していいレコード(記録)を持っていないので、勝ちたいですね」と再戦に意欲を燃やしていた。
「Fly for it! JAL ネクストアスリートプロジェクト with Kei Nishikori」は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への機運を高めるために行われている「JALネクストアスリートプロジェクト」の一環で、2020年までに全国47都道府県でスポーツ能力測定を実施するという取り組み。この日、錦織選手は、JALのサポート契約選手としてイベントに登場し、トークショーのほか、小学生を中心とした一般客のスポーツ能力測定にも参加した。ちなみに錦織選手が向いているスポーツは「テニス」のほかに「卓球」と「バドミントン」だった。