ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
人気マンガの実写映画続編「銀魂2 掟は破るためにこそある」(福田雄一監督)が全国でヒットしている。主演の小栗旬さんと俳優の菅田将暉さん、女優の橋本環奈さんの万事屋メンバー3人が映画について大いに語った。
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「銀魂」は、マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で空知英秋さんが2004年から連載中のマンガが原作。天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代のかぶき町を舞台に、なんでも屋「万事屋(よろずや)」を営む侍・坂田銀時らが難題を解決する姿を描くSF時代劇コメディー。17年に公開された実写版の続編となる今作は、万事屋と真選組の熱い友情が描かれる「真選組動乱篇」と人気キャラの将ちゃんこと徳川茂茂が登場する「将軍接待篇」が融合したストーリー。
――それぞれ演じるキャラクターと共感する部分、似ているなと思う部分はありますか。
小栗さん 普段ぐうたらなんでそういうところは似ていると思います。
菅田さん 基本クズですもんね(笑い)。こんな会話を先輩とできる作品って他にない(笑い)。
小栗さん 本当、そうだよな。僕も本当に仕事のときだけ100%だから(笑い)。そこは銀ちゃんと似ているところ。
菅田さん 僕も普段、目が悪くて眼鏡かけているんですけどね。あと割とオタク気質でもあるので。個人的に毎回、新八をやるときは、ちょっとダレた生活を送ってからにしようって考えていて。だから、すごく楽ですよ。あまりシュッとし過ぎず、ちょっとモヤッとした状態で、眠くてもそのままお芝居する感じというか。そのくらいの緊張感がちょうどいいですね。
橋本さん 神楽は割と発言がおかしいですからね。私は、こんなにぶっとんでないかなと思うんですけど。
小栗さん どうしても俺たち、橋本環奈という“美しき1000年に一人の美少女”のためにいいコメントを言える自信はないよね(笑い)。
橋本さん そこは信用していないので大丈夫です(笑い)。
――3人の関係性は?
小栗さん (菅田さんは)猫みたいなタイプなので。突然パッと近づいてきて懐いてくれるけど、また突然、パッといなくなっちゃったりする。「2」では大分いろんな話ができて、また少し菅田との関係も変わったかな。環奈とも変わったし。今回本当に3人でいられる時間も多かった。前作で「家に遊びに来てよ」と言っていたのが、「2」でそれが実現して。うちの家族に付き合ってもらう時間もありましたしね。2人の本当の意味での人となりも見えてきて。この2人の前では本当の普通の俺でいても大丈夫かなって。
――今回もまたキャラクターが増えていますが、ご自身の役以外でこの役をやってみたいなというキャラクターはいますか。
小栗さん 僕は原作も読んでいて、土方(十四郎)をものすごくやりたかったんだよね。柳楽(優弥)君がうらやましいなあって思いますね。
菅田さん 今回特に、トッシー(土方)の話でもありますしね。
小栗さん でもまあ柳楽君がやっている土方を見たらぴったりだなあと思います。土方はカッコよくていい役ですよ。タバコ吸い過ぎで、マヨネーズも好き過ぎるけど。
菅田さん 僕が他にやりたいキャラ……。考えたことないな。最初から「銀魂」でオファーが来たときに新八かなと思ったんですよね、なんとなく。やれるなら新八がいいなあと思っていたので。
――橋本さんは?
橋本さん やれる役がないんですよね。女性キャスト少ないし。男性だったら……難しいですね。
菅田さん あるパロディーシーンのとき、めちゃめちゃ渋い声を出して、超カッコよかったんだよね。
橋本さん 元ネタを知らない私が「一番似てる」って(笑い)。
――アクションで、ここはぜひ見てほしいシーンは?
小栗さん 今回は二つのアクションシーンが混在していて、前回からやってくれている韓国のアクション監督と日本のチームと作り方が全然違う。僕と万斉の戦いは韓国チームなんだけど、鴨太郎と土方や沖田らの戦いは日本チームがつけているから、またちょっと毛色の違うアクションになっているんです。そういうのが一つの映画で両方見られるというのも、ある意味、福田さんだから可能なことというか。
福田さんがこういうことをやってみたいと言っていた僕(銀時)と万斉のシーンでは、ちょっと特殊なことをやったので映像的に面白い立ち回りになっているんじゃないかと。
菅田さん 僕はほとんどアクションに関わってないですけど。現場は迫力がありましたね。これにCGが付いたらと想像しているだけで楽しかったですし、みんなで真選組の服を着て車に乗ってああだこうだやっている時間は楽しかった。あとは確実に前回より派手になっている感じがありました。
橋本さん 電車の中でやっているアクションシーンはすごく狭いんですよ。でも狭いところでやると、すごく迫力が増して見える。割と派手にガラスを破ったりとか、いすを破壊したりとか派手な場面も多かったので、出来上がりが楽しみだなというのはありました。前作で神楽はいろんなアクションをやったので、それを踏まえて「2」では違うアクションも増えてきて、神楽の戦闘スタイルが大分できてきているのかなと思いますね。
――橋本さんといえば前回は「鼻○じ」が話題ですが、今回話題になりそうなシーンは?
菅田さん 悲しいね。もう鼻を○じったくらいじゃ話題にならない(笑い)。
橋本さん いや、もう何をしたら話題になるんでしょうね。めちゃめちゃいろいろやってますよ。げ○も吐いてます。モザイクかかっているけど。
菅田さん 年下の女優さんが、これから「そういう道もあるんだ」ってなると思うよ。神楽役はパイオニアだと思う。これができる人いないもん。
橋本さん ありがとうございます。こんなにやると思っていなかった。
――「2」がまたヒットしたら続編もやりたいですか。
小栗さん 僕としてはもう少しするとキャリアに傷が付くかもしれない(一同大爆笑)。
菅田さん 間に数年はちゃんとしたキャリアを積んでいかないと。
小栗さん でも、みんなで「夏だ!銀魂だ」と、ここまで来たらシリーズ化したいね、みたいなことは言っています。
――「男はつらいよ」のように?
小栗さん そこまでやると俺、86歳とかになってしまう。君たちは70代に入ったくらい。
橋本さん ちょっと待って。厳しい(笑い)。
小栗さん 俺らは扮装しながらも、他の人にも(銀ちゃんを)やってもらって「あんなときもあったね」って(笑い)。
橋本さん 二代目銀ちゃん登場とか(笑い)。
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